校章

東京都立久留米西高等学校

68粒目:一年の計は元旦にあり

2022/01/01

 あけましておめでとうございます。

 元旦の楽しみの一つに、年賀状があります。皆さんは年賀状を書いていますか?私は年末恒例の「必ずやること」として年賀状を書いています。SNSの普及もあり、最近は年賀状を書く人が減っているようです。はがき代はかかるし、一斉送信できないし…。想像してみると確かに便利な時代になり、書かない人が増えてくるのも理解できます。また私の周りでも徐々に退職する人が増えていて、仕事として書く必要がなくなるのに合わせて書かなくなる人が増えていて、実際に私も出した枚数よりは届く枚数がはるかに少なくなってきました。

 それでも私は毎年書いています。

 なぜならたとえ一年間全く会わなかった人であっても、その人宛ての年賀状を書いているそのひと時は、その人のことを想像する大切な時間だと思うからです。仕事上やむを得ない場合を除いて、そもそも長くつながっていたいと思わない人に年賀状は書きませんからね。私が年賀状を書いている「長くつながっていたい人」には、現在に至るまでに同じ目標を目指して切磋琢磨した貴重な時間を一緒に過ごしてくれた人、本当に困った時に支えてくれた人が多いです。あとは私なんかにお世話になったと思ってくれて毎年年賀状をくれる人にも書いています。ただ相手から必ずしも年賀状が来るわけではありません。私が思っているほどもしかしたら相手が長くつながっていたいと思ってくれていないのかも知れません。それは想像の範囲内にして気にしないようにしています。

 みなさんは、どんな年末年始を過ごしていますか。私は大晦日には紅白歌合戦を観てからジャニーズカウントダウンを観るのが毎年恒例になっています。どちらの番組も生放送ということもあり、出演しているアーティスト以外にも多くのスタッフが同時進行で関わっていますよね。スタッフの仕事ぶりを想像してしまっていつも感動してしまいます。今年は業界に勤めている私の大学時代の後輩も、大阪で別のカウントダウンライブのスタッフとして年を越したそうです。身近にその業界の人がいるので、私たちが観ている番組がどれだけ緻密に構成されているかは想像に難くありません。その中でも特にジャニーズカウントダウンは、ステージのセッティング・ステージ構成・時間調整・マイクの使用本数の振り分けと調整・一人ひとりの動きに合わせた準備・機材の移動・カメラワーク等、出演している人たち以外の動きが考えただけでも他の生放送とは違った動きになっているのではないかと想像できます。同様なことが紅白歌合戦でも言えると思います。だから紅白歌合戦は入念なリハーサルをやるんですよね。一方ジャニーズカウントダウンは少なくともオンエアで流れている映像は流れる音楽に合わせてノンストップです。また会場の東京ドームは何日も余計に会場を押さえることができないでしょうから、その分余計に計画の緻密さとスタッフを含めた全員の計算通りの動きが求められることは容易に想像できます。毎年そこに見入ってしまうんです。

 「一年の計は元旦にあり」と言います。今年の私の目標は、『「会えない人」や「見えない動き」にまでできるだけしっかり想像を働かせる』です。前述の2つの生放送に感動できる感性をしっかり持ち続けて、くるにしとくるにしメンバーの頑張りを見てサポートしていきたいと思っています。

 本年もよろしくお願いいたします。

※今日は自宅からブログを更新していますので、画像はなしです。