校章

東京都立久留米西高等学校

44粒目:「さらなる進化の予感」

2021/10/25

 先週の金曜日に本校の「学校運営連絡協議会」が開催されました。

 以前にも書きましたが、本校の教育活動について報告し、委嘱している外部委員の方から忌憚のない御意見をいただく年3回の大切な時間です。今回は7人の外部委員の方々に御参加いただき、本校教員の内部委員を加えて16名での会議となりました。

 

 普段だとこの時期には12月に実施する「学校評価アンケート」について検討をします。しかし、今回は学校近況報告と併せて極力資料での報告にしました。

 なぜなら、第1回の時には御参加いただけなかった今年度新たにお迎えした二人の外部委員の方に御出席いただけたからです。

 一人の方は探究活動を都立高校2校で既に実践されている大学教授。

 もう一人の方は発達障害とそのサポートについて精通していて昨年度まで全国規模の研修を運営していた、国立施設の療育支援課長。

 どちらも非常に専門性の高い方です。

 

 本校では来年度の教育課程の変更に向けて、「総合的な探究の時間」を検討するための「探究PT」を管理職の他に5名の先生方で今年度起ち上げました。現在3年間の指導計画を検討中ですが、議論を進めれば進めるほど、想像できないことが出てきます。今回はこの会議の中でPTの先生が説明し、大学教授から助言を受けました。

 また法令の改正により「通級の指導」が可能になったことを受け、各都立高校が進めなければならない準備について、本校での課題を整理していく必要があることから、実際に実施する場合を想像して、どのような課題があるのかを特別支援コーディネーターにまとめてもらい、それに対して療育支援課長から助言を受けました。

 

 学校がこれまでに経験していないことのうち、現在しっかり準備しようとしている2つの項目について、二人の外部委員の方から指導助言をいただく貴重な時間となりました。

 会が終了した後も、校長室に場所を移して、1時間程度外部委員を交えて先生方が自主的に相談をしていました。さながら勉強会のようでした。しっかり想像して、課題に正対できている先生方の姿を見て、とても頼もしく思いました。

 熱心に吸収しようとする先生方に接したこともあり、外部委員のお二人には、今後も必要に応じて助言等の協力をしていただけることになりました。外部委員をお願いした校長としては、嬉しい限りです。

 来年度を想像した時に、進化の予感しかありません。

 

①今日は午前中、出張でした。出張先からふと見上げると田無タワーが見えたので、いつもとは違うアングルから撮ってみました。

 211025田無タワー