31粒目:「前向きに ~すべてはやりたいという強い気持ちから~」
2021/09/08
日曜日にパラリンピックが閉会しました。これで私が生きているうちに日本でオリンピック・パラリンピックはないだろうなぁと想像して、ちょっと寂しい気持ちもしました。
皆さんは観ましたか?今回は日本開催で時差がない上にコロナ禍での外出自粛と重なったこともあり、私はオリンピックもパラリンピックもテレビでたくさん観戦しました。帰宅するとまずはテレビをつけて今日は何の競技をやっているか探していました。もちろんお目当ての競技もありましたが、それ以外の競技もたくさん観ました。
特にパラリンピックについてはいくつかの競技を食い入るように観ました。どの競技にも私の発想の及びもしない工夫がなされていて、とにかく感動の連続でした。
そして見ていてふと気づいたことがありました。
「きっかけは何であれ、やりたいという強い気持ちを持ち、思考停止しないことで、不可能と思われていたことは可能になる」
言葉にしてしまうと当たり前のことですが、今まで想像が足りなかった自分が恥ずかしいとすら思いました。
自分自身の現状を受け入れ、やりたいという強い気持ちから「どうすれば実現できるか」を試行錯誤しながらも想像し、血のにじむような努力と工夫を重ねて実現に結び付けているということが私にも想像できました。
パラアーチェリーで口や足など手以外で弓を引く選手、足でサーブを上げラケットを口にくわえる卓球選手、ボッチャの「ランブ」とアイコンタクトもボールの転がる先を見ることもできない介助員とそのルール…。あげればきりがありません。
そして周囲も想像力をたくましくして、しっかりサポートする。そこには人間同士のリスペクトと強い信頼関係がうかがえます。
ただ、不足しているのは身近な周囲以外の社会の想像力だとも思いました。残念ながら私自身もその社会の一人だということに気づきました。理屈ではわかっていましたが、まだまだ想像と理解が不十分だと思い知らされました。
パラアスリートの言葉の中に「(競技をしている最中は)私は自由だ。だから楽しい」といった趣旨のコメントがありました。確か水泳だったと思います。(検索をかけてみましたが、ヒットしませんでした。)裏を返すとその言葉は「普段生活している社会は不自由だ」と感じていることを表していると思いました。自分に何ができるか考えさせられました。
我々もやりたいという強い気持ちを持っていれば、想像と努力と工夫を重ねてできることは今よりきっと多いと思います。
くるにしメンバーの皆さん、コロナ禍の中ではありますが、それぞれが強い気持ちを持ち続けて、あきらめることなく、やりたいことの実現に一丸となって突き進んでいきましょう!
楢葉祭と体育祭、期待しています。
①今朝の田無タワーは昨日に引き続き青い空の下でした。
②「おはようカウンター」昨日は292回、今日は175回でした。