校章

東京都立久留米西高等学校

30粒目:「リスク回避するためにも想像力は必要です 」

2021/09/03

 今日は朝から雨が降っていましたね。

 私は自宅から最寄り駅まで自転車で通勤しているのですが、今日はいつもより駅に着くのが遅くなってしまい慌てていたため、自転車の前かごに入れておいた傘を持ってくるのを忘れてしまいました。清瀬駅で降りた時に初めてそのことに気づいて途方に暮れました。結局コンビニでビニール傘を買う羽目になりました。帰宅する時に自転車の前かごに傘が入っているか気になっています。ちょっと間抜けな朝でした。

 

 昨日から正門に立っています。1学期のように「おはよう」と声をかけていますが、先に視線を合わせて声をかけてくれるくるにしメンバーが多くなったような気がします。ちょっぴり嬉しいです。

 このブログの12・15・16・18粒目に登場するお母さんと女の子2人にも、昨日無事に再会を果たしました。

 昨日今日と2日続けて雨だったので、団地の方角から3人でゆっくりゆっくり歩いてきます。私が立っているのを見つけると、先頭で歩いてくるお姉さんがしっかり立ち止まって「おはようございます」ときちんと挨拶してくれます。それに続いてお母さんに手を引かれている妹さんもちょっと小声で「おはようございます」と挨拶してくれます。お母さんはにこにこ笑いながらその様子を見ています。私は「校長の中村です。今学期もよろしくお願いします」と挨拶しました。

 今日は正門に立つのが少し遅れたのですが、歩いてくる私が見えたのか立ち止まって3人で私が来るのを待っていてくれました。そして「おはようございます」。

 自分の子供の頃にこんな時期が果たしてあったのだろうか、と想像して心が温かくなりました。

 

 雨の2日間、くるにしメンバーの多くがレインコートやポンチョを被って自転車で登校してきますよね。雨の中、頑張って登校しているなぁと思います。

 ただ団地方面から来る人にかなりのスピードで走っている人が多いのが気になります。雨の路面は滑りやすいです。ましてやマンホールは路面とはグリップ力が違うので注意が必要です。できるだけ減速しないで坂を下ってきて正門に入ろうとする自転車がマンホールに乗ると、バランスを崩す可能性があります。また雨の日はブレーキの利きが格段に悪くなりますので、とっさに回避できません。果たしてそのことが想像できているでしょうか。いつも以上に手前でしっかり減速して、正門の中を確認して入っていくことが重要です。私も何度か校内から正門に向かって歩いている最中に、減速していない自転車と出会い頭にぶつかりそうになったことあります。

 反対に黒目川やクルネの方から来る人たちの中に、後ろから来る車の目視確認の不充分な人が多いのも気になります。充分に後ろを確認しないで斜め横断して正門に入ろうとする人。川沿いの道から減速せずに車道を横切って斜めに正門から入ろうとする人。川沿いを特別支援学校の方からUターンに近い形で正門に入る生徒で、減速が不充分で車道に大きくはみ出す人。いずれも目視の安全確認が不充分な様子が私が立っている位置から見えてヒヤッとします。

 けがをすると痛いのはまず自分です。場合によっては治療に長い時間がかかる場合があるかも知れません。車の場合は自転車が「弱者」ですが、歩行者と接触した場合、自転車が「強者」になります。当然責任も重くなります。1億円以上の高額の損害賠償を支払わなければいけなくなるケースもあると聞きます。自転車用の保険に加入しているかも気になります。

 くるにしメンバーの皆さん、今日の話を読んで、頭の中に想像したイメージがしっかり浮かびますか?日頃通い慣れた道だからこそ、どのような危険が潜んでいる可能性があるか、しっかり想像してください。その想像を基に確実に危険を回避してください。

 被害者にも加害者にもならないようにするリスク回避はとても重要です。

 

①今朝は雨のために田無タワーが見えませんでした。

②「おはようカウンター」昨日は221回、今日は173回でした。

 210903田無タワー 210902おはようカウンター  210903おはようカウンター