26粒目:「清富士通りって知ってますか?」
2021/08/17
先週の木曜日金曜日と閉庁日がありましたので、昨日は4日ぶりの出勤でした。
久しぶりに清瀬駅から学校まで歩きました。清瀬駅南口からの商店街「ふれあいどーり」から小金井街道を渡って、都営アパートまでの「清富士通り」を歩きます。
1学期の始業式でも話しましたが、私は歩きながらごみを拾っています。学校に出勤する日はほぼ毎日です。昨日も拾いましたが、いつになく飲み物の缶とマスクがたくさん落ちていて、それを拾ったのでごみ拾いのためにあらかじめ準備していた小さなポリ袋はほぼいっぱいになってしまいました。
「清富士通り」はほぼまっすぐな道なのでかなり先まで見通せるのですが、ずいぶん先の右側にごみ袋から飛び出た家庭ごみが散乱しているのが見えました。おそらくカラスか小動物にやられたんだと容易に想像がつきました。さすがにそこまでは拾えないなあ、どうしようかなぁと思っていたら、道路の反対側からほうきを持った女性が出てきて掃除を始めるのが見えたので、近寄って話しかけてみました。
その方はこの通り沿いに長くお住まいの方で、誰が出したごみかもわかっているそうです。事情がわかった上で掃除をしているとのことでした。さらにはどのカラスのしわざかもわかっているとのことでした。
私がくるにしの校長だと名乗ったら、いつもゴミ拾っている人がいるなぁとは思っていたそうで、校長だとわかって驚いたようです。
少し立ち話をさせていただきました。
以前は清富士通りも「(お店が)なんでもそろっている」通りだったそうです。しかし時代の流れの中で商店がどんどんなくなってしまったんだそうです。確かにいくつかのお店とかつてはお店だったであろう建物が並んでいますが、道路が狭く、その割には車がよく通るので買い物客の足が遠のいたのではないかと想像しました。商店が立ち退いた後には新しく住む方が転居してくるので、なかなかコミュニケーションも取れなくなっているとのことでした。
立ち話を終えて名刺を渡してその場を離れました。ふと振り返って想像してみた時に、なんとなく昔ながらの繁盛している商店街の姿が見えたような気がしました。
清富士通りは清瀬市で、本校は東久留米市ですが、何か地域の役に立てることはないかなぁと考えさせられる朝でした。
①今朝は雨こそ降っていませんでしたが天気は悪く、田無タワーの一番上が見えませんでした。
②小金井街道から清富士通りに入ったところです。この両側に商店が並んでいたにぎわいを想像しました。