24粒目:「オリンピック前半戦で気になったこと ~ 自分がやられたら嫌なことを他人(ひと)にはしない」
2021/08/06
オリンピックも競泳や柔道といった前半戦種目から陸上競技やレスリングといった後半戦種目にがらっと変わりましたね。
このブログでも再三書いていますが、極限まで自身を追い込み磨き続けて試合当日を迎えるアスリートたちのことを想像すると、果たして自分だったら耐えられるだろうかという思いで、リスペクトしかありません。またインタビューに答える時に多くのアスリートたちがこれまでの周囲からの支援や開催してくれたことに対する感謝の気持ちを口にしているのも、とても謙虚な対応だなぁと感じています。
もちろん観戦しているだけの私でもひいきの選手やチームのプレイに一喜一憂しています。
自分がプレイしているわけでもないのに勝手だなあと思いながらも、それも仕方ないかなぁとも思います。
しかし行き過ぎはいけません。最近よく目にする報道として、アスリート個人のSNSに誹謗中傷等の行き過ぎたコメントを投稿するというケースが頻発しているそうです。
アスリートたちがベストなパフォーマンスができる状態になれないように追い込んだり、結果に対して誹謗中傷をする神経が理解できません。
なぜなら、自分がやられたら嫌なことだと容易に想像がつくからです。
確かに投稿する人の中にはそれ相応の知識と経験を持って評論家のように説明できる人もいるのでしょう。
それならば、実名で投稿するべきです。実名であればその投稿について、最低限の責任を持つことになります。
しかし、アスリートへの誹謗中傷の投稿に匿名や偽名の場合が多いことは容易に想像がつきます。やめてほしいというアスリート側からの呼びかけにその匿名性が表れていると思います。
匿名・実名をどう選ぶかは投稿する個人の選択かも知れません。しかし誹謗中傷につながる内容であれば責任を持った投稿をするべきです。
自身を特定できない匿名の形での投稿はアスリートをいたずらに傷つける無責任な行動です。
さて、我々の周りを見回しても匿名で人を傷つけてみたり、他人の情報を同意なくインターネット上に流すといった同様の無責任な行動は横行しています。
様々なSNSツールが存在する今の社会では、既に一部有名人だけに起こるトラブルではなくなっています。
ですから、学校ではホームルーム・学年集会・セーフティー教室等様々な機会を通じてSNSトラブルを起こさないための指導をしています。
当然くるにしメンバーの皆さんも何度も聞いたことがあると思います。
〇インターネット上に一度発信した情報は決して完全回収ができない。
〇個人情報を本人の同意なく、発信してはいけない。
〇同じ言葉でも発信した側の意図が必ずしもその通り伝わるとは限らないので、言葉を選んで慎重にやり取りする。
〇年齢性別を問わず、一方的に相手に対して攻撃したり、またそれを見ていながら傍観していたりすれば、それは「いじめ」となる可能性がある。また傍観しているだけで「いじめ」に加担していることになりかねない。
つまり
自分の言葉に責任を持ち、想像した時に自分がやられたら嫌なことを他人(ひと)に対してしない
ということです。
当たり前のことですが、インターネットを通じたトラブルを防止するために、特にこれを徹底してください。
また、もし悩んでいることがあったら、できるだけ早く周囲の大人に相談してくださいね。
もちろん学校でもいいんですよ。一緒に解決方法を考えましょう。
①今朝は夏の雲といった感じですね。明日からは台風の影響があるみたいですね。
②北門にセミの抜け殻がくっついていました。門の左下の赤い丸印のところについているんですけど、わかりますか。昨日は気づかなかったので、昨日の夜に頑張って登ったんですね。