校章

東京都立久留米西高等学校

5粒目:「ダークサイドに堕ちないように」

2021/06/23

 ずいぶん昔の話です。大学時代の先輩の家に泊まりに行った時のことです。先輩の息子(当時小学生でした)が、クラスでちょっかいを出してくる子のことを「あいつはもうダークサイドに堕ちている」と吐き捨てるように言いました。よほど困っていたんだと思います。

「ダークサイド」とは映画「スターウォーズ」の中の世界観で、そこから派生して「性格がねじ曲がっている」という意味で使うようですが、当時の私は映画を観たことがなかったので、何のことを言っているのかわかりませんでした。ただ初めて聞いた言葉だったのでとても印象に残りました。話の流れから私は勝手に想像して「努力すること(あるいはやるべきこと)を放棄する」(=思考停止)という意味だと思っていました。

 

 人には個性があり、全ての人が全く同じことができるわけではありません。しかし、誰もが等しくできることもありますよね?

 例えば「ごみは道端に捨てないでごみ箱に捨てる」ことはおそらく多くの人ができることだと思います。しかし、道端にごみが落ちている光景はよく目にします。私には想像してみてもわからないのですが、何らかの事情で道端にごみを捨てることが正当化できることはあるのでしょうか?そのごみを誰が拾うのか、あるいはどうなっていくのか想像することはできないのでしょうか?

 私は「ダークサイドに堕ちて」「思考停止」してしまわないように、日々気をつけるようにしています。気をつけるという「努力」は誰にでもできることだから。

 

 今日は田無タワーを撮っていたら、急に雨が降ってきて校舎に入るまでにけっこう濡れてしまいました。登校途中で濡れてしまった生徒も多いと思います。風邪をひかないようにしてくださいね。

 正門脇の植え込みはよく見ると花が少しだけ残っていてほっとしました。

 タワー210623田無.jpg 210623植え込みの花.jpg