高校生国際交流写真フェスティバルin北海道
2023/08/31
8月21~27日、北海道の「写真の町」東川町で開催された高校生国際交流写真フェスティバルに、日本代表校として参加しました。これは世界18か国から選抜された代表校と、日本から選抜された代表校2校の合計20校が、北海道東川町で交流しながら写真を撮影する大会です。
本校写真部は「目指せ世界チャンピオン!」を目標に参加しましたが、結果は上位3校に入れず…。しかし賞の結果とは関係なく、国際交流を通してもっと大きな経験をすることができた宝物のような7日間でした。
8月21日
羽田空港から旭川空港へ。各国選手団や現地スタッフの皆さんと合流して、東川町へ。これから7日間過ごす森の中の宿泊ケビンに案内されました。女子部員2名は地元・東川高校の女子生徒たちと同部屋、男子部員と顧問はモンゴルの生徒・顧問と同部屋です。
8月22日
開会式や歓迎パーティーが開催されました。各国がパフォーマンスを交えて自己紹介。私たちが披露した「侍ポーズ」はけっこう受けが良かったか、この日で各国選手たちとの距離がかなり近づきました。宿泊ケビンに戻ってからは、ここから毎日、多くの国の生徒が参加して花火大会やウノ大会、恋話大会が繰り広げられました。
8月23日
この日から撮影開始。午前はロープウェイで大雪山の旭岳へ。かなりの涼しさ。午後は山麓の源水公園。北海道の大自然の中での撮影でした。
8月24日
朝から東川町の市街地で撮影。どこまでもまっすぐ伸びる道路に胸がはずみます。豆腐屋さん、雑貨屋さん、総菜屋さん、文房具屋さん、ハム工房のおじさん…といろいろな方に声をかけながらの撮影となりました。東川町の人たち、みんな温かい!前日の写真について審査員の先生たちのレビューを受けてから、また市街地撮影。これでいい作品が作れるかな?
8月25日
この日の15時までにチームで6枚組の組写真を完成させなくてはいけません。テーマは「東川町」。久留米西チームはまずここまでの写真で一回組んでみることに。このあたりの写真セレクト作業は顧問立ち合い禁止で、生徒だけの力で取り組みます。そして撮り直したいカットを求めて、再び町へ!前日訪れたハム工房を再訪し、1時間の撮影をさせていただきました。青森出身のハム工房のおじさんから北海道の話をたくさん聞きました。撮影をきっかけにした人との交流は、写真部の醍醐味!とてもいい時間を過ごしました。その後は組写真を完成させ展示。他国の作品も鑑賞しあいました。
8月26日
閉会式でついに審査結果発表!金賞:フランス、銀賞:ルクセンブルク、銅賞:台湾。…入賞はできませんでしたが、他国の写真はどれも素晴らしかったです。お昼には日本チームで、入賞チームに「おめでとう」と言って回りました。そして各国生徒たちは入り乱れてシャツにメッセージを書きあっていました。夕方からはコンサート鑑賞や日本文化交流。
8月27日
いよいよ別れの時。すっかり仲良くなった各国選手たちは、あちこちでハグの嵐。本校生徒たちも涙をにじませ、ついには主将が大号泣しながら、別れを惜しんでいました。
今回、生徒たち(実は顧問にとっても)は、本当に濃密な7日間を過ごしました。写真を愛する仲間同士、国境を越えてかけがえのない友人がたくさんできました。離れ離れになることは寂しいですが、世界中に友達がいることのすばらしさを感じて、これから生きていってほしいです。世界中の高校生に、幸あれ!
※掲載した写真は、該当生徒からHP掲載の確認を取ってあります。