東大見学・京大見学ツアー

2022/12/05

2023.09.03更新

〇東京大学見学会 2023.08.24(木)

8月24日(木)に、東大見学会が実施されました。1,2年生で90名近い参加希望がありましたが、今年度も2年生を優先し、希望した45名が参加しました。

当日は9:30に伊藤国際学術研究センター門前に集合し、安田講堂前にて記念撮影の後、午前中は東京大学全体および工学部、農学部、文学部について、教授の先生方から説明していただきました。その後、工学部と文学部の先生に模擬講義をしていただきました。

【生徒の感想から】
関心のある工学部についてどのようなことを学ぶのか、どのような研究ができるのか知ることができとても有益だった。また、今まで「農学部=耕す」の偏見を抱いていたが具体的に行っていることがよく分かり、農学部の魅力を感じる一方で自分の視野の狭さを痛感した。文学部は、歴史学、宗教なども学べることに驚いた。文学部は黙々と自分の好きな文学について1人で研究していくのかなというイメージがあったが、講義では教授や学生をこえて様々な考え方を積極的に共有しあい、答えのないものに対して多様な考え方を学んでいくというお話を聞いて文学部のイメージが変わった。いろは歌もインドの思想をもとに考えると自分が知っている解釈とはまた違う捉え方が出来るのだと知り、文学の解釈の多様さに興味を持った。

午後は、研究室を見学させていただきました。工学部では実際に実験室を訪問させていただき、充実した研究設備を見学し、最新の研究内容について学びました。生徒もこれこそが東京大学の大きな魅力の一つだと感じたようです。また、工学部と医学部が連携した研究について、医学部分子ライフイノベーション棟の中に作られた最先端の手術室を見学させていただきました。ここでも、非常に貴重な体験をすることができました。
農学部では、弥生キャンバス圃場において研究内容の説明を受ける班と、弥生講堂アネックスでバイオマス生物工学についてお話を聞く班に分かれましたが、質疑応答など充実した見学で、生徒は大いに刺激を受け、農学部に興味を持った生徒も多かったように思います。

この見学会は東京大学の施設に触れ、大学の雰囲気を味わうことができる貴重な見学会です。この経験は毎年、生徒の学業や進路決定の糧となっています。今後もこのような学校行事を通じて、生徒一人ひとりがより高い志をもって進路実現に向かっていけるよう、進路部も応援していきたいと思います。

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2023.08.12更新

〇京都大学見学ツアー 2023.08.01-02(火)(水)

今年は1年生19名、2年生40名、計59名の参加で京都大学見学ツアーを実施しました。当初1、2年生で120名近くの参加希望者がいましたが、抽選で人数を絞っての実施となりました。

初日は、京都大学宇治キャンパスの「エネルギー理工学研究所」を訪れ、「DuET/MUSTER:材料試験・解析装置群」、「NMR:核磁気共鳴分析装置」、「Heliotron:ヘリオトロンJ装置」など3カ所の研究施設を見学し、大学教授の先生から説明を受けました。その後、大学院生との懇談を行いました。

【生徒の感想から】
まず普段絶対見ることのできないような精密機器や巨大な実験施設を目の当たりにして圧倒された。エネルギー研究所で行っていることを、先輩や先生方に教わることで、エネ研への興味がより深まったと同時に自分もここの一員となって研究してみたいという考えが芽生えた。大学生活や大学での勉強についてのビジョンを与えてくださった先生方や先輩方に感謝しています。6年後に存分に活かせたらなと思いました。

 

夜は、関西における同窓会「関西たちばな会」のご尽力で、各界で活躍するOBとの懇談会が行われました。関西たちばな会の会長でもある花園大学渡辺実先生をはじめ、前京都大学総長で現在は総合地球環境学研究所所長の山極寿一先生、オランウータン研究で有名な大阪大学田島知之先生、また現役の京都大学大学院生の小島氏などから、貴重なお話を伺えました。

 

【生徒の感想から】
素晴らしい経歴を持つ大先輩方から聞いたお話はとても楽しく、大学についても考えることができました。私が考えもつかないような研究を行っていたり、世界中にとても頭の良い研究仲間がいたりと、驚くことの連続でしたが、何よりも自分がその先輩たちと現在同じ学校に通っていることに驚きました。同時に、先輩方のようになるためにもっと勉強し、自分の可能性を広げていかなければならないと感じました。

 

2日目は京都大学吉田キャンパスを見学。午前中は、京都大学教授の有賀哲也先生の大学紹介と講義を受け、午後は12班に分かれ、京大生の本校OB・OGによるキャンパスツアーと懇談を行いました。

 

【生徒の感想から】
今、丁度化学で習っている分野の話で理解をするのに時間がかかったが、有賀先生が例を交えてわかりやすく話してくださったので、飲み込みやすかった。しかし、かなり高度な話をされていたので、まだ理解しきれていないところも多いが、これからたくさん勉強して、本日講義していただいた話が納得できるようにしたいと思う。
 先輩方から、昼食時に興味を持っていた学部についての話や一人暮らしや寮についての具体的な話が聞けてとても参考になった。その後キャンパスを巡る中で講義を行う部屋や図書館などの外観を見て、大学というもののイメージが以前よりも具体的になるとともに、大学生活が楽しみになった。

 

京都大学見学ツアーは、関西においても活躍している卒業生が多い本校だからこそ開催できるツアーです。生徒の感想にもある通り、非常に有意義なツアーとなりました。今後もこういった学校行事を計画し、生徒が一人一人の進路実現に向かっていくことができるよう、進路部も応援していきたいと思います。