ニュース
2026/03/18 教育活動
「平和」とは何か?~ウクライナの歌手(オクサーナ氏)との交流を通して考える~
3月12日(木)、第2学年では、来月4月の修学旅行に向けた事前学習として、以下のテーマで平和学習を行いました。
学習テーマ『平和を築くためには何が必要か?~対話を通して考える~』
当日は、ウクライナの歌手のオクサーナ・ステパニュック氏、増田加代子氏、小島さやか氏の3氏を招き、以下のとおり、第一部では演奏会、そして第二部では国高生との対話交流会を行い、これらの活動を通して、多角的・多面的な視点から「平和とは何か」「自分にできることは何か」を考えました。
第一部 11:20~12:10
内容:ウクライナの文化紹介や音楽公演
オクサーナ・ステパニュック氏(ウクライナの歌手)、小島さやか氏(ピアニスト)
第二部 12:20~13:00
内容:テーマ「平和」とは何か?に関するシンポジウム
ゲスト:
1 オクサーナ・ステパニュック氏 ウクライナの現状について
2 増田加代子氏 ネパールの支援活動とその実態について
3 小島さやか氏 広島に生まれたピアニストとして
生徒の感想
「平和とは何かを考えた時に、まず初めに思いついたのが戦争がないことだった。自分たちは体験したことがないが、原爆のことなど今まで学んできてその悲惨さを知識だけでも知ったからこそ、やはり戦争が1番平和から離れていると思った。もちろん戦争が多数の被害を引き起こし、たくさんの人を殺し、暮らしを壊していくという点で、平和な世界とは戦争がない世界だという考えも間違っていないし、その通りだとは思う。しかし、今回増田さんのネパールのお話を聞き、貧困や飢餓も平和でない要素として確かに存在し、日本に住んでいるから知らないだけで、世界にはそうしたものに苦しむ国々が数多くあるのだと改めて知った。オクサーナさんのお話からはウクライナへの思いを感じた。ニュースでしか見たこと、聞いたことがないような話を実際に体験されたから、直接聞くのはテレビで聞くのとは全く違った実感を得ることができ、より近いものに感じられた。遠い世界の出来事だと思っていたものが確かに今、同じ世界で起こっていることなのだと強く感じることができるきっかけとなった。小島さんは広島出身ということで、被爆者のお話を直に聞く機会が多かったそうで、私も中学の修学旅行で広島を訪れ、被爆者の方にお話を聞いたが、年が経つにつれそうした機会も減っていき、近い未来には被爆者の方はもう残っていないという事実を認識し、戦争の記憶をどのように引き継いでいくか考え続けることが今を生きる私たちに求められていることだと感じた。」
「今まで平和学習というと日本が経験した戦争のことばかりに目を向けてきたけど、今実際に起こっているウクライナの戦争について目を向けることができたと思う。特に、オクサーナさんが見せてくれた街中の写真や空襲警報の動画は、ニュースで見るよりも自分ごととして捉えられたし、オクサーナさんのお話と歌を事前に聞いていたからこそなのかなとおもった。今回のゲストの御三方が、増田さんはネパールの貧困をはじめとした子どもたちの支援、オクサーナさんはウクライナ侵攻、小島さんは原爆という三つの異なった観点から平和についてお話をしてくれたのも、見識を深めるいい機会になった。特に小島さんのお話は、私が去年広島に旅行に行っていたこともあって興味深い内容だった。最後に平和のために私たちができることは何か、という問いがあったが、私にできることはまず周りの友達や家族のことを思いやることだと思った。平和というのが、戦争がないことならば、戦争を始めないために大事なのは他人に共感することではないだろうか。そして、そうした共感力を養うために、私たちは文学にふれ、音楽を聴き、演劇に取り組むのだ。」

