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2025/12/16 教育活動
文部科学省アントレプレナーシップ推進大使・及部智仁さんによる「アントレプレナーシップ講義」を開催しました!
11月8日(土)の放課後に、未来を切り拓く力を育むため、文部科学省派遣事業の一環として、文部科学省アントレプレナーシップ推進大使である及部智仁氏をお招きし、「アントレプレナーシップ講義」を実施しました。
講義の中で及部氏は、社会課題の解決に挑戦する大学発スタートアップの増加や、日本の科学技術力(ディープテック)の底力について熱く語られました。「日本の技術力はこんなものではない」という言葉に、生徒たちは大きな刺激を受けました。さらに、大学発スタートアップを目指す事例として、(1) LiBra:室内で使える、燃えない世界唯一の高性能蓄電池、(2) ORTENSIA:微生物バイオテクノロジーのインフラを目指す技術などが紹介され、最先端の挑戦に触れる貴重な機会となりました。
及部氏は、「皆さんはこれから何に挑戦したいですか?」と問いかけ、生徒たちは3分間、自分の夢やなりたい職業を考え、“Aspiration”を言葉にしました。及部氏が強調されたのは、本当にやりたいことを見つけるためには、早く小さな失敗をしながら挑戦し続ける力が必要だということ。そして、周りが気づいていない“隠れた真実”を見つける力、つまり、自分なりの新しい問いを立てることが起業家に求められる資質であると語られました。
さらに、LEAN STARTUPという手法も紹介され、新しい事業を生み出す際に無駄や失敗を防ぎ、リスクを最小限にするための仮説検証プロセス(Business Plan、Risk Analysis、Test)を繰り返す重要性もお話してくだささいました。及部氏は、「新しい問いを立て、仲間とともに解決し、世の中をより良く変えていくことが起業家の使命」と締めくくり、生徒たちに熱いメッセージを送ってくれました。
今回の講義を通じて、生徒たちは「挑戦する力」「新しい問いを立てる力」「仲間と協力して社会をより良くする力」の重要性を学びました。本校では、こうした学びを一過性のものにせず、日常の教育活動に取り入れ、生徒一人ひとりが自分の夢を言葉にし、実現に向けて行動できる環境づくりを進めていきます。
【講演後の生徒の感想】
「起業家は特別な人だと思っていたけれど、身近な課題から挑戦できると知って、自分にもできるかもしれないと思いました。」
「失敗を恐れずに挑戦することが大切だという言葉が印象に残りました。これからは小さな挑戦を積み重ねたいです。」
「“Aspiration”を言葉にする時間で、自分の夢を改めて考えることができました。将来の目標をもっと具体的にしたいです。」
「LEAN STARTUPという考え方を初めて知り、ビジネスだけでなく、日常の問題解決にも役立つと思いました。」
「周りが気づいていない“隠れた真実”を見つけるという話が面白かったです。自分も新しい問いを立てられるようになりたいです。」




