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2025/01/23 教育活動

ボストン研修旅行・西高校との合同事前英語研修を実施しました!(国高生×西高生×外国人留学生)

1月11日(土)に、本校ボストン研修旅行の事前研修の一つである「西高校との合同事前英語研修」を実施しました。都立西高校で実施しました。

合同研修では、国立高校と西高校の生徒が混ざり、6人1組となり、グループを構成しました。1グループに外国人留学生が1人つきました。英語での自己紹介から始まり、その後、外国人留学生による自国の紹介などを通して、異文化理解を深めました。Critical Thinkingのセッションでは、一つの事象に対して、人によって捉え方は異なること、「答えは一つではない」ことを改めて理解しました。同じグループの人の話を聞くことによって、普段考えていないことを考えるきっかけになりました。また、英文を素材にして、「事実」と「意見」の相違を検討し、他者視点という観点から、ある命題に対して、賛成の理由を3つ、反対の理由を3つ、両方の立場に立って考えるなど大変有意義な意見交換を行うことができました。

Logical Speakingのセッションでは、スピーキングやライティングにおいて、主張を支持する根拠の確かさについて考え、客観的で普遍的であることが重要であることを学びました。比較をしたり、2つのものの差異を説明したり、原因と結果を明確にすることで、英語による自分の主張をわかりやすくするトレーニングをしました。外国人留学生の質問に対して、積極的に発言する国高生の姿を見ることができました。

Discussionのセッションでは、① Facilitator、② Time-Keeper、③ Note-taker、④ Presenterに分かれて、ある1つのテーマについて話し合いました。複数の役割を経験し、また、それぞれが役割に集中することによって、質の高いディスカッションが実践できました。グループで話し合った内容を集約し、全体に発表をして、プレゼンテーションのスキルも培いました。同じグループでともに学び、すべての活動をペアで行うことにより、西高生たちとも親しくなり、新しい友情も育まれていきました。休み時間には、外国人留学生に、英語で出身国の文化や歴史について質問をしたりする光景も見られました。

6時間以上の長丁場の研修でしたが、あっという間に時間が経つとともに、この1日でも、生徒たちの変容を見ることができました。物怖じせずに、積極的に外国人ファシリテーターの質問に答えようとする国高生の姿は、頼もしいものでした。

2月には、本校において「西高校との合同事前英語研修」を予定しています。

【合同研修後の国立高校の生徒の感想】

・長時間のオールイングリッシュでの活動が初めてだったので貴重な経験になりました。研修の最初に聞いた“shy shy bye bye”という言葉が印象に残りました。この言葉は、人見知りの心を捨ててミスを恐れずに挑戦しようという意味です。私は普段遠慮しがちな性格なので、この言葉を念頭に置いて研修に取り組みました。ミスを恐れずに挑戦することは、ボストン研修ではもちろん、日常生活でも大事になるので意識していきたいです。研修で行った英語でのディスカッションで、最初はファシリテーターから意見を求められた時にしか話すことができませんでしたが、役割を作らずにフリーでディスカッションした時にも、率先して意見を言うことができて自信につながりました。文法に不安な点があっても留学生の方と会話することができたので、英語の勉強は継続しつつ、ボストン研修でも積極的に話していきたいです。

・ネイティブの人たちとの会話を経験したことで、実際にボストンで現地の人とコミュニケーションをする自分をイメージできました。話していて感じたのが、話す面においては単語などを拾って理解してくれるので正しい文法とかにこだわって話すことをためらうよりは、伝えようとチャレンジしていくべきだと感じました。一方、リスニングは相手からのフォローが少し難しいので文法や単語より練習が必要だと感じました。西高校の生徒含め初対面の人が多かったという点では、あまりその人の性格がどうだとか、あまり知らない人だからどう思われてもいいかな、など良い意味で周りを気にせずに活動できていい経験でした。あとは、同じ目標に向かって頑張っている仲間が他にもこれだけいると知れて嬉しかったし、他の人に置いていかれないように自分も頑張ろうとより強く思いました。

・スピーキングは文法的に間違っていても単語を繋げれば、海外の方達は上手く理解してくれるのだと感じました。それに対し、リスニングは難しかったです。ただ、全て聞き取ることができなくても、文意は大まかにつかめます。途中で分からなくても、最後まで聞こうとする姿勢が大事です。ディスカッションなどで話し合うとき、グループリーダーが主に引っ張ってくれましたが、本番のボストンでは自分たちが引っ張らなければなりません。もはや「たくさん失敗しよう!」という精神で“Shy shy bye bye”するのが大切です。その他にも、効果的な英語の表現の仕方や、初対面の西高校の生徒と留学生との交流で学べたこと、いい経験になったことがたくさんありました。とても楽しい研修でした。

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