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2025/01/07 教育活動
都立高校生等の海外派遣研修(訪問国:エジプト)報告(4)
12月13日(金)から12月20日(金)まで、本校の生徒たちが「都立高校生等の海外派遣研修(エジプト)」に参加しました。
6日目の午前は、We School Applied Technology(高校)を訪問し、学校ごとに校内ツアー、授業見学、意見交換を行いました。現地の高校生と一緒に物理や情報の授業を受け、日本と異なるアプローチの学習に興味を抱き、自分たちの研究テーマである「日本とエジプトの建築」について英語で意見交換も行いました。生徒同士の心の距離はすぐ縮まり、帰り際には別れを惜しんでいました。また、国際語としての英語の重要性を改めて実感する機会になったようです。
午後は、大エジプト博物館に行き、ガイドの方から解説を聞きながら迫力のある展示物を見学しました。エジプトの人々の悠久の営みを感じる学びとなりました。
7日目は市内視察で、午前に、ギザの砂漠にある古代エジプト王国のファラオの陵墓:三大ピラミッド(メンカウラー・カフラー・クフ)を訪れました。クフ王のピラミッドの内部は壮大な空間になっており、約4500年前に人力で造られたとは信じがたいものでした。巨大な石を運ぶための道路や正確な角度の算出技術、天体や宗教的な意味合い等も含めて、想像を膨らませて見学しました。
午後には、エジプト考古学博物館を訪問しました。ツタンカーメン王の王墓から発掘された黄金のマスク、黄金の玉座をはじめ、カフラー王座像、ラムセス2世のミイラなど、古代エジプトの至宝を見学しました。その後、カイロ国際空港からカタール・ドーハ経由で、日本への帰途に就きました。計6校24人の高校生たちは多くの学びと、エジプトの方々との交流を通して感じた人の温かさを胸に無事に日本に帰国し、成田空港にて解散式が行われました。
[参加した生徒の感想]
・6日目は、午前中、現地の高校を訪問しました。本当に印象的だったのが、その授業のレベルの高さです。実践的で相互的であり、私たちを凌駕する授業が行われていて、非常に驚きました。午後は、プレオープンしている大エジプト博物館に行きました。至る所で見られた日本語によって、日本の大きな援助を実感するとともに、そこにある数多の遺産に圧倒されました。完全オープンしてから再びエジプトに訪れたいと強く思いました。
・7日目に、ピラミッドとスフィンクスを見に行きました。実際に古代エジプトの建築物を目にして、その壮大さを感じました。また、このピラミッド関連の遺跡にも日本の技術が使われているようで、実際に隠し墓を見つけたようでこれからも注目していきたいです。その後、考古学博物館に行きました。ツタンカーメンの黄金マスクやミイラを見ました。古代エジプトの生活や文化を知り、当時の人々の世界観や神への意識を学びました。
・6日目は、高校に行った後、大エジプト博物館に行きました。初めに行った高校は日本とは少し違い、情報技術に特化したところでした。驚いたことは、全ての授業は英語で行われていたことです。生徒たちもほとんど英語を話せ、自分たちも頑張らないと、と感じました。その後の大エジプト博物館ではエジプトの紀元前からの遺跡が飾られていました。7日目は、エジプトの代表格であるピラミッドとエジプト考古学博物館に行きました。ピラミッドはやはり圧倒的な存在感がありました。ガイドさんによるとピラミッドは風化現象に遭っており修復の話も挙がったようですが、やはり古き良きピラミッドを守るということで、手を加えずにそのままの状態にすることにしたらしいです。午後に訪れた考古学博物館では、ツタンカーメンをはじめとする様々な遺物を見学しました。人類の壮大な歴史を感じました。