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2024/12/27 教育活動

アントレプレナーシップ講演会を実施しました

12月20日(金)、14時45分から、3月のボストン研修に参加する生徒35名と、起業に興味関心のある希望者生徒7名が参加して、アントレプレナーシップ講演会を実施しました。

文部科学省事業によるアントレプレナーシップ推進大使のお一人である 株式会社SmartHR 取締役の 玉木 諒 氏(一般社団法人スタートアップ協会理事)を講師としてお迎えしました。

玉木氏は、企業での人的資産の開発が日本の経済社会にとって大きな課題となっている中で、そこまで手を回し切れない「あらゆる規模の企業にとって使い易い労務管理・人材管理システムを広く提供する」という社会課題に真正面から取り組んでいるチャレンジ精神に溢れた方です。

ただ、当日の講演会では、あまり堅苦しい話ではなく、様々なスタートアップを起業した方々の事例を玉木氏がお話しくださり、起業の視点や大切なポイント等についてわかりやすく説明してくださいました。

講演の後の質疑応答では、参加生徒から「起業したいと思う人は、どんな大学・学部に行けばいいのか」、「なぜ○○企業は、先行する◇◇企業があったのに、それを凌駕することができたのか」や、「起業したいと思った後に、資金集めなどにはどう取り組めばいいのか」など、かなり専門的な質問も出てきました。 

これに対して玉木氏は、「大学・学部は関係ない。自分も大学は文学部だが、今は文学とはまったく離れた仕事に従事している」、「◇◇企業は、パソコンというツールを使う仕組だったが、パソコンは使えない、使わないという人も多い。一方で、スマートフォンの普及率はパソコンの比ではないので、○○企業はスマートフォンを駆使した仕組に変えたことが勝因だ」などの具体的な回答をしてくださいました。参加生徒達は、玉木氏のお話に熱心に聞き入っていました。

この後、参加生徒達は、それぞれが社会課題をテーマとして何かひとつ取り上げ、それをどう「起業」につなげていくか考えていきます。そして、新年1月17日(金)に、再度玉木氏にご来校いただき、それぞれのテーマについて、アドバイスなどをいただくワークショップ形式の講演会を実施します。今日参加した生徒達が、どんな社会課題に目を付け、それを解決するためにどんな起業を考えてくるのか、次回の講演会(ワークショップ)が楽しみです。

アントレプレナーシップ1

アントレプレナーシップ2