男子バスケットボール部、アメリカンスクール・イン・ジャパンと交流戦を実施しました!
2025/02/15
1月30日(木)に、男子バスケットボール部は、調布市にあるアメリカンスクール・イン・ジャパン(The American School in Japan)と交流戦をおこないました。観客席付きの体育館をはじめ、スポーツに取り組むのに素晴らしい環境の中で、バスケットボールの試合をさせていただきました。また、バスケットボールを通して、さまざまな国籍の高校生との温かい国際交流が行われることとなり、両校間に新たな友情が育まれました。本校のJETのHugo先生も、バスケットボールと英会話の両方の面でのサポートに来てくれました。
試合は、23ー60で負けてしまい、実力の差を感じながらも、攻撃・守備の両方の面で学ぶことが多く、また、チームの課題点などを再認識する機会になりました。アメリカンスクール・イン・ジャパンの選手たちの体の使い方や体幹の強さ、ダイナミックな攻撃、そして、チーム内・選手同士のコミュニケーションの取り方など大変参考になりました。周りを見ながらボールをキープして適切に判断できるところなども、自分たちの目標に重ねていました。そして、試合を通して一番印象に残っていることはコートの使い方でした。とても広くコートを使っており、そうすることによって、ディフェンス間の距離が大きくなり、インサイドのスペースが広くなることで、ドライブがしやすくなり、早速選手たちは取り入れていきたいと話していました。
また、バスケットボールの技術・戦術の向上とともに、コートでは英語が飛び交い、試合後に、国立高校の選手たちが、アメリカンスクール・イン・ジャパンの監督や選手たちと英語で話す機会もあり、国際的な視野を育み、英語力の向上にも資する機会になりました。
また、試合後には、アメリカンスクール・イン・ジャパンの監督から、英語でアドバイスをいただきました。アドバイスの内容もさることながら、バスケットボールを英語で理解するという貴重な経験をさせていただきました。これからグローバル化した社会・経済に進んでいく生徒たちにとって、多様性を感じる機会ともなり、両チームの選手たち合わせて約40名が、大変有意義な時間を過ごすことができました。
試合を重ねるたびに、攻撃面と守備面の課題を克服し、創造力と想像力のあるプレーが育まれてきています。4月には、春季大会兼関東大会予選が控えています。これからも、チームで力を合わせ、慢心せずに、小さな積み重ねを大切にしていきます。引き続き応援をよろしくお願いします。
【交流戦後の国立高校の選手の感想】
・今回のアメリカンスクール・イン・ジャパンとの練習試合を通して、チームとして大きく2つの収穫を得られたと思います。1つ目が戦略です。パスを多く回してコートを広く使い、ディフェンスが開いたところにドライブを仕掛ける、という戦法は私達のチームに足りないものでした。そのため、今後オフェンスのスタイルを見直す際に今回の試合を参考にしたいと思いました。2つ目が雰囲気への適応です。アウェイやギャラリーの多さなど普段と違う環境で相手に流れを取られないようにどうすればいいかを考える良い機会になったと思います。自分たちに不利な試合状況でも弱気にならずプレーを続けたり、ベンチからも声を出し続けたりなど、重要な要素が足りていないと気づくことができました。全体を通して、今回の体験はチーム全体として成長できた試合になったと感じました。これからも、チームに関わる人達全員でさらに良いチームづくりに向けて活動していきたいと思います。
・今回、アメリカンスクール・イン・ジャパンの生徒と試合を行い、チーム全体や個人として、何が通用して、何が通用しないのかなど普段ではあまり気づかないことに気づくことができました。個人としては、ディフェンスがかなり上手くいき自信を持てた反面、オフェンスの面では普段の練習や練習試合でできていることが通用せず、もう少し意識を高くもって練習に臨む必要があると感じました。チームとしても、オールコートのディフェンスは良かったのですが、コート内だけでなくベンチからの声出しやオフェンス時の動き方など多くの課題が残ったと思います。これらの課題を克服していくことでチーム全体が強くなっていくと思うので、チーム全体で課題を共有し、どのように解決していくのかを決めたうえで今後、練習を行なっていきたいです。
・私がアメリカンスクール・イン・ジャパンと試合をして感じたことは、コート上でのコミュニケーションの大切さです。相手のチームの選手は試合中絶えずコミュニケーションを取り合っており、オフェンスでは安定してセットプレーを行えており、ディフェンスではカバーのローテーションが早く行われていました。一方私たちは意思疎通の齟齬によりオフェンスが噛み合わなかったりディフェンスのカバーが遅かったりしたので、そのあたりは見習って少しずつ声を出せるようになっていきたいと感じました。また序盤で相手のペースに飲まれてしまったので、相手のことは警戒しながら過度に恐れず、自分たちのバスケットボールをいつでもできるようにすることが大切だと感じた。
・アメリカンスクール・イン・ジャパンは、攻め所をしっかりと考え、それをチームでしっかりと共有しているなと感じました。僕たちの攻めは、相手に囲まれたり、体勢が崩れたりした状態での難しいシュートをすることがありましたが、相手は得意な位置からの3Pシュートにつなげるなど、得点できる確率が高い選択をしていて、着実に点数を重ねていました。そのため自分たちも、得点できる確率が高い攻め方を考え、チームで共有していきたいです。
・試合後、アメリカンスクール・イン・ジャパンの監督から講評を頂きました。監督からは、私たちのチームのセットプレーを褒めていただきました。特にスクリーンというプレーからフラッシュという中から外にプレイヤーが上がってくるプレーに繋げてゴールを狙うセットプレーでは、対戦校の監督もぜひ自分のチームに取り入れていきたいとおっしゃっていました。自分たちのプレーが本場アメリカのバスケにも通じるところがあってより一層練習を頑張っていこうと思いました。