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2024/09/26 お知らせ

海洋教育プログラムの授業を行いました

 本日は、日本財団が行う「海と日本プロジェクト」の一環として、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所特任講師の 里 浩彰 先生にお越しいただき、講義を行っていただきました。
 私たちの身の回りには多くのプラスチック製品が存在します。プラスチック製品の多くが、街中に散らばり、ゴミとして風に飛ばされ、排水溝から川に流れ、最終的には海に流れ着いているのです。
 プラスチックごみの中で、大きさが5ミリ以下のものをマイクロプラスチックと呼びます。最近の研究では、このマイクロプラスチックを動物プランクトンや魚が餌と間違えて食べているのです。
 授業の前半では、講義を通してプラスチックごみがもたらす影響について考察しました。
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 プラスチックの中には、二酸化炭素と水に分解されるものもあるようです。その中のひとつであるカゼインプラスチックについても教えていただきました。
 授業の後半では、実験を通して、カゼインプラスチック(牛乳を主成分としプラスチックで、自然環境下で水と二酸化炭素に分解される特性を持っているプラスチック)を作ってみました。
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 今日の授業では、プラスチックごみが自然界にもたらす影響について考え、海洋環境を守るために、私たちにできることについて楽しく学習することができました。里先生ありがとうございました。