卒業生紹介
76期卒業生
誠実さがつくる信頼
全国土木建築国民健康保険組合 荒 圭祐
(2025年3月卒業/葛飾区立上平井中学校出身)
私は、毎日の授業に真摯に向き合う姿勢が、社会人になってからも活きると考えています。先生のお話をメモに残し、面倒だからと授業を怠けない、こうした誠意ある学び方が、人としての揺るぎない土台を築いてくれました。ただ、真面目さだけが正解ではありません。授業中にふざけることがあっても、先生が準備してくださった内容に敬意と感謝の気持ちを持っていれば、それで十分だと思います。結論として、社会人に必要なのは資格や成績よりも、相手を思いやる誠実さです。素直に敬意を抱くことができれば、大人としても社会人としても信頼され、活躍できるはずです。
ビジネススキルが支える現場
株式会社 小黒組 鈴木 凛
(2025年3月卒業/江東区立砂町中学校出身)
私は江東商業高校での学びを、現在の小黒組での仕事に大いに活かしています。特に簿記やビジネスマナーの授業で身につけた計算スキルや礼儀作法は、日々の帳簿入力や来客対応で頼りになります。実践的な演習では、会社員の一員として振る舞う訓練を行い、電話応対演習で学んだ応対力は顧客対応にも直結しています。文化祭や体育祭の準備で培ったチームワークと責任感は、職場で先輩と協力しプロジェクトを進める際の原動力です。さらに、選択科目制度で興味に沿った学びを深められたことが、仕事の専門性向上に大きく貢献しました。これらの経験が社会人としての基盤を築き、今後も江東商業で得た力を糧に成長を続けたいと考えています。
可能性を広げる原動力
高千穂大学 人間科学部 星 菜々花
(2025年3月卒業/江戸川区立西葛西中学校出身)
江束商業高校の3年間を通じて、挑戦の大切さと仲間と協力する力を身につけました。文化祭や体育祭、資格取得に向けた学習など、さまざまな経験に挑む中で、自分の可能性を広げる喜びを実感。また、クラスや部活動で仲間と助け合いながら目標を達成した経験は、現在進学先のグループワークやプレゼンにも大きく役立っています。これらの学びを支えに、「助け合う姿勢」と「前向きに取り組む心」を自信に変え、日々の活動に臨んでいます。
中学生の皆さんも、学校生活で多彩な挑戦を重ね、自分だけの強みを見つけてください。その一歩が、きっと未来の力になるはずです。
高校の知識が支える大学の学び
東洋大学 経営学部 守谷 侑莉
(2025年3月卒業/墨田区立文花中学校出身)
私は東洋大学経営学部に進学し、会計学や簿記原理の授業を履修しています。ビジネス科出身という強みを活かし、普通科出身の友人が授業でわからない箇所を私が教えることで互いに学び合い、高い理解度を発揮しています。金融論や現代の流通、経済学の講義でも高校で学んだ内容が応用でき、講義への理解が一層深まりました。また、日商簿記3級やFP技能士3級の学習範囲と重なる部分が多く、商業高校で得た基礎知識が大学で大いに役立っていると実感しています。一方、日商簿記2級は高校在学中に挑戦できた資格であり、大学のオンデマンド講座で取る前に高校で取得すべきだったと、今になって悔やむこともあります。
学びと絆の三年間
専修大学 商学部 窪田 惠登
(2025年3月卒業/江戸川区立南葛西中学校出身)
私は現在、大学生として充実した日々を送っています。江東商業高校で学んだことは今も大いに役立っており、特に簿記に注力した経験が、資格取得支援の手厚さと相まって、大学でも学びについていく大きな支えとなりました。先生方には分からない点をすぐに相談できたおかげで、入学後も遅れを感じることなく、楽しく学べています。高校生活では多くの仲間が夢や挑戦を応援してくれ、それがかけがえのない思い出と絆を築く原動力になりました。不安なときには、その思い出が私を支えてくれます。また、体育祭や文化祭などの行事にも積極的に参加し、修学旅行で過ごした二泊三日の体験は人生の宝物です。こうした経験のすべてが、私にとっての大きな財産です。江東商業で過ごした三年間は、まさに最高の時間でした。
スキルが刻む私の軌跡
拓殖大学 商学部 吉田 大和
(2025年3月卒業/墨田区立吾嬬立花中学校出身)
私は江東商業高校の3年間で、ビジネスマナーやパソコン操作、会計の知識など社会で役立つスキルを数多く身につけました。特に授業でのプレゼンテーションは、人前で話す自信を養う大きなきっかけとなりました。また、部活動や学校行事を通じて仲間と協力する大切さを実感し、その経験は現在の大学生活でも大いに役立っています。今では、授業での発表に自信を持って臨み、チームで協力して課題に取り組む際にも、江東商業で培った力が生きています。
75期卒業生
学びをそのまま力に
陸上自衛隊 相馬原駐屯地 12通信隊 阿部 日香
(2024年3月卒業/足立区立第十三中学校出身)
私は都立江束商業高校で簿記や情報処理などの商業科目を学び、数字を正確に扱う力や物事を順序立てて考える力を身につけました。現在は陸上自衛隊に勤務しており、書類作成や上司とのやり取りではパソコン操作やビジネスマナーが欠かせません。また、ブレゼンテーションやグループワークで培ったコミュニケーションカと協調性は、寮生活や部隊での任務遂行に非常に役立っています。さらに、本校の選択科目制度により、自分の興味に合わせて深く学べたことがキャリア形成の大きな支えとなりました。中学生の皆さんも、ぜひ江東商業で自分らしい学びを見つけてください。
74期卒業生
江東商業は就職に役立つ
株式会社関電工 早川陸斗
(2023年3月卒業/江戸川区立篠崎第二中学校出身)
私は高校を卒業したら就職したいと考えていたので、社会に出たときに必要である「エクセル」や「ワード」などのパソコンの技術とビジネスマナーを学びたいと思い、江東商業に入学しました。パソコンだけに限らず、他にも簿記や原価計算、マーケティングなどの様々な科目を学ぶことができ、私自身多くの資格を取得して就職活動に役立てることができました。この先つらい時期もあるかもしれませんが、今しかないこの時間を大切に充実した高校生活を送れるように頑張ってください。
73期卒業生
“人の役に立ちたい”を叶える仕事
東京国税局 千葉西税務署 飯田 美咲
(2022年3月卒業/江戸川区立松江第五中学校出身)
私は学生時代、人の役に立つ仕事がしたいと考えており、江東商業で身につけた知識を生かせる職業について友人と話していた際に、「税務職員」という仕事を教えてもらいました。実際に税務署で働いてみると、高校で習得したパソコンの基本操作や簿記の知識が、日々の業務にしっかりと活かされていると感じます。税務署の仕事ではパソコンを使う場面が多く、情報処理の授業で学んだタイピングのスピードや Excel などのソフトの基本操作は大変役立っています。また、納税者との相談業務では決算書等を見ることが多く、簿記の知識があることで金銭の流れが理解でき、申告書や決算書の書き方を説明する際にもとても助けになっています。江東商業で身につけたことは、税務署の仕事に直接つながっています。進路に迷ったときには、税務職員という選択肢もぜひ考えてみてください。つらいことや大変なこともあるかもしれませんが、きっと乗り越えられます。応援しています。
72期卒業生
就職活動を振り返って
東京東信用金庫 關 彩乃
(2021年3月卒業/江東区立大島西中学校出身)
私は就職をしたいと思い、江東商業を選びました。たくさんの検定に積極的に取り組み、定期テストでも良い点数をキープできるように毎日コツコツと勉強をしました。その努力によって、検定でも定期テストでも良い結果を残すことができたので、就職活動を有利に進めることができました。本格的に進路のことを考えだしたのは3年生の頃でした。母が金融関係の仕事をしていますので、そんな母の姿を見て金融関係の仕事に就こうと決めました。
就職活動は大変なことがたくさんありました。履歴書を書くときには長さを測って一文字ずつ丁寧に書きました。一文字でも間違えたら全てやり直しになるので集中して取り組みました。面接練習では、自分の思った通りの返答ができなくて悔しい思いをしました。
しかし、先生方にたくさんのアドバイスを頂いて、練習を重ねていくうちに自信がついてきました。たくさんつまずくことがありましたが、先生方や友達の支えがあったおかげで乗り越えることができました。無事内定をいただけたのでうれしかったです。
1年生のうちから良い成績を取ることで、進路活動を有利に進めることができます。頑張ることはとても大切なことです。学校生活を大切にし、日頃からしっかり学習し、さらにたくさんの検定に挑戦していくように頑張ってください。ときにつまずくことがあっても、先生方や友達は強い支えになってくれます。辛い時は一人で抱え込まず、周りの人を頼ってください。江東商業での3年間を充実したものにしてください。
進路活動を通して
日本大学 経済学部 緒方 花鈴
(2021年3月卒業/江東区立亀戸中学校出身)
高校生活で私が最も意識したことは、常に卒業後の進路を考えて行動することです。なかでも検定に力を入れて取り組みました。私は、必ず合格するという強い意志を持ち結果に繋げてきました。江東商業高校では、全員受験のものもあり、挑戦するきっかけになります。検定を通して、資格の取得は日々の勉強のモチベーションになると感じました。また、少しでも調査書の内容をよくするために遅刻・欠席・早退をしないように心がけ、定期考査の結果にもこだわってきました。また、部活動とアルバイトも行い両立に努めてきました。部活動は、初心者ながらバレーボール部に所属しました。時には、大会と定期考査が近く大変なこともありました。しかし、仲間の存在が支えになり、この経験は大きな財産になると同時に面接時の強みになります。このように、日々の努力の積み重ねによって進路活動を有利に進めることが出来ました。
一方で、選択を誤ったこともありました。それは、オープンキャンパスへの参加時期が遅かったことです。二年生までは就職を考えていたため、本格的に進学を意識するようになったのは三年生になってからでした。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、多くの大学でオープンキャンパスが中止されました。いつ何が起こるか分からないということからも少しでも進学に興味があれば、二年生の夏休みまでに見学に行くと良いと思います。早い段階から行動することで、準備に時間をかけることができ、希望の進路を実現する可能性が高まると思います。辛い時には、先生方や仲間が強い味方になってくれます。私も含めた先輩達も皆さんを応援しています。
71期卒業生
就職活動を振り返って
大日本印刷株式会社 掘 絢音
(2020年3月卒業/江戸川区立瑞江中学校出身)
私は、社会で役に立つ資格を多く取得したいと思い、検定合格実績の高い江東商業高校に入学を決めました。入学後は、無欠席、無遅刻、無早退を目指しながら毎日学校に通いました。授業にも一生懸命取り組み、検定を積極的に受けるようにしていました。授業で分からない点は、質問し、先生方が優しくわかるまで教えてくださったので、とても心強かったです。そのおかげで、定期テスト、検定では良い結果を残すことが出来ました。結果が伴い、就職活動では有利に進めることが出来ました。三年生になって、本格的に就職活動が始まり、たくさんの困難につまづきました。
面接練習では、思った通りの返答が出来なかったり、志望動機をうまくまとめたりすることができませんでした。しかし、多くの先生方が面接練習を何回も行ってくれたり、志望動機のアドバイスやアイデアをくれたりと私を支えてくださったので困難を乗り越えることができました。そして、希望の会社から内定をいただくことができ、本当に嬉しかったです。先生方にも恵まれ、江東商業に入学して良かったなと思います。江東商業には本当に良い先生がたくさんいるので、きっと充実した3年間を送ることができると思います。あなたの3年間が良いものになることを願っています。
進路活動を通して
法政大学 経済学部 木村 達也
(2020年3月卒業/江戸川区上一色中学校出身)
私が進路活動を通して一番意識したことは、先々を見据えて行動することです。特に、検定を受験する際は、申込日を見落とさないようにかなりの頻度で教室の掲示板などを確認しました。また、少しでも調査書の内容をよくするために、遅刻・欠席・早退をしないことを心がけ、テストの結果にもこだわって学校生活を送ることを意識しました。また、このような検定やテストを頑張るだけでなく、ボランティア活動や都立高校防災サミットへ参加しました。これらの活動に参加することで、普段は味わえないような体験ができ、良い刺激を受けます。そして、何よりも面接での強みになると思います。私自身、面接ではあまり触れられませんでしたが、他の大学を受けた友達は、ボランティア活動への参加を問われ、何かに参加しておけばよかったと言っていました。時間を見つけてボランティア活動に参加すべきだと私は思います。
一方で、私は進路活動をする中で選択を誤った場面もありました。それは、オープンキャンパスへの参加が少し遅かったことです。第一志望の大学を3年生の夏休み前に変えて、そこから初めてその大学に行きました。少しでも行く可能性があるところには、前もって一度は行くべきだと痛感しました。だからこそ、みなさんにはこのようなことはしないように注意してほしいと思っています。
みなさんの進路活動において少しでも役に立てば幸いです。大変なこともあると思いますが、頑張って乗り越えてください。応援しています。
駒澤大学 経済学部 千葉 麻美
(2020年3月卒業/江戸川区立葛西第二中学校出身)

私が江東商業に入学した理由は簿記やビジネス系の授業を学びたかったからです。何も知識のないまま簿記の勉強することはとても大変でしたが、放課後友達と学校に残って勉強し、検定や試験を一緒に乗り越えたのは良い思い出となっています。
高校卒業後は、経済について詳しくなりたいと思い、大学の経済学部に入学しました。大学では江東商業で学んだことの応用や、今まで知らなかったことを学ぶことができています。1・2年生の頃はコロナ禍という事もありなかなか対面で授業を受けることが出来ませんでした。そのため、初めて受けるマクロ経済やミクロ経済の授業をオンラインで受けるのはとても大変でついていくのに必死でしたが、テレビを見ていて政府が行っている経済政策や景気変動などが分かるようになってきたときはとても嬉しかったです。
3年生になってからは金融についてより深く学ぶため、金融関係の授業を多く選択しています。また、高校生の頃に力を注いでいた全商簿記検定のさらに上を目指し、今は日商簿記の資格取得できるように勉強しています。
大学では自分の専門以外の授業も選択することが出来るため経済学だけではなく、心理学や論理学など普段はあまり触れることが少ない他学部の授業も選択し学ぶことが出来ています。
日本女子体育大学 体育学部 平川 瑚晴
(2020年3月卒業/江戸川区立葛西第三中学校出身)

私が江東商業に入学した理由は、バスケットボール部に入部したかったからです。中学3年生の夏休みに部活動体験に行った際、とても良くしてもらいました。この先生の元でバスケをしたいと思い、江東商業を受検しました。在学中は、もちろん資格取得の為の勉強も頑張りましたが、1番力を入れたのは部活動です。東京都ベスト16という目標を掲げ、日々仲間と辛い練習を沢山乗越えてきたことが一番の思い出です。ベスト16にはあと一歩のところで届きませんでしたが、大切な仲間に出逢えました。高校卒業後は日本女子体育大学に進学し、中学生の時からの夢である「中学校の体育の先生」になるべく、教員免許の取得を目指しています。現在は大学3年生になり、様々なスポーツの中から自分が学びたいスポーツを選択し、そのスポーツについてのルールを詳しく学んだり、歴史に触れたりしています。他にも、来年の教育実習の学習指導案の作成に向け、保健や体育の授業で何を教えるか、授業評価の仕方はどう行うのか、学習指導案の内容について詳しく触れ、本格的に教員になるべく、日々勉強に励んでいます。
自分の力で楽しく明るく学校生活を送ることができます。頑張ってください!
70期卒業生
資格×実践が切り拓く未来
YKKAP 株式会社 鈴木 明美
(2019年3月卒業/江東区立第三砂町中学校出身)
私は高校卒業後、就職を目指して就職率の高い本校への進学を決めました。江東商業高校では簿記やパソコン操作、ビジネスマナーなど社会で役立つ実践的な知識とスキルを身につけられました。先生方の丁寧な指導のおかげで簿記検定やビジネス計算検定など複数の資格を取得し、自信を深めることができたのも大きな成果です。
現在はYKKAPに就職し、社会人として毎日仕事に取り組んでいます。入社当初は戸惑いもありましたが、高校で培った知識と経験が基盤となり、今では責任ある業務を任せてもらえるようになりました。同僚と協力しながら目標に向かって努力する日々は大変ながらも、何より充実感にあふれています。商業高校での3年間は、社会に出た今も私を支え続ける大きな財産です。皆さんも自分の「好きなこと」や「得意なこと」に目を向け、その強みを伸ばせる進路を選んでください。