ニュース
2025/09/24 理数研究
東京理科大学「宇宙教育プログラム」参加報告(Boot Camp 2)
8月30日~31日、宇宙教育プログラムBoot Camp 2が実施されました。Boot Camp 2は、大分県立国東高校で活動をしてきました。国東高校は日本で最も宇宙に近い高校と言われている高校です。大分県は、「space portおおいた」という大分空港を中心とした、地球と宇宙を繋ぐ宇宙港開発などの計画を進めており、宇宙関連産業の振興や宇宙利用の促進などに向けた取り組みをしています。Boot Camp 2での主な活動としては、実験装置の完成に向けた作成作業です。
先日の報告の通り、私たちの班では、将来的に宇宙空間での長期滞在における宇宙農業をするために検討されているエアロポニックスについての実験を行います。エアロポニックス(霧吹きを利用した農業)によって噴霧した水滴を、無重力空間で無駄なく集めるための基礎となる実験です。今回の合宿で、先日報告しました、ジグザグのパターンなども完成しました。左側が親水部、右側が疏水部となっています。ジグザグに親水疏水を分けることで、親水部に水が移動することが確認できています。これを無重力空間で行い、無重力空間での移動を確認することができれば、今後の宇宙農業におけるエアロポニックス運用の基礎となると考えています。また、毎週日曜日のミーティングに加え、9月21日、9月23日には東京理科大学野田キャンパスで、班員数名が集まり、実験手順書の作成やデモンストレーション動画の撮影なども行いました。
10月11日〜10月13日のBoot Camp 3では、無重力空間でこの実験を行います。テレビ局の方も入りますので、緊張しますが、頑張ります。