作法部
「葉月の稽古」
毎日、暑い日が続きます。熱中症に要注意です。
汗を毎日かきます。
そんな時に、よい飲み物は、ミネラルを含む「麦茶」だそうです。
小さい頃は、麦茶が冷蔵庫に常備されており(家で沸かしたもの)、いつも飲んでました。
麦茶をのむと、不思議とのどがすっきり、汗も引いて、気分もさわやか。
緑茶にはカフェインが含まれていて、水分補給には不向きとのこと。
抹茶はどうなのでしょうか。
気を取り直し、真夏の稽古。
文化祭のために頑張っています。
びっくりするくらい、帛紗さばきも、茶筅通しも、歩き方も、上達しています。
文化祭でお点前をするのが楽しみです。
和菓子は、この季節にしか作られない、若鮎こと「京の鮎」
どら焼きのような生地に、なんと、おもちのような求肥がくるまれていて、
形は、お魚の鮎の形です。若鮎の季節が夏だから今のお菓子なのですね。
若鮎は、どら焼きとは違ったおいしさがあります。
このように、日本に四季があるように、茶道にはその季節その季節で食べるお菓子があります。
お菓子の由来を知るのも茶道の楽しみのうちの一つです。
「文月の稽古」
間もなく楽しい夏休みがやってきます。
でも、外は、雨が降ったり、暑かったり不安定な天気が続いています。
そんな時こそ、一服のお茶でほっとしたくなるものです。
今回は、氷を浮かべた「冷抹茶」を点ててみました。
お茶碗も、「平茶碗」という、熱がさめやすい
茶碗の口が大きくあいたものに、夏らしい、「朝顔」が描かれたもので点ててみました。
和菓子は、こちらも、夏に食べるのがぴったりな、「水ようかん」。
本当は、桜の葉っぱが巻かれていたのですが、茶道では、「食べれないものは出さない」
というルールがあり、葉っぱは外して、盛り付けしました。
そう考えると、「ルール」とか、「規則」とか、堅苦しくて、面倒だと思いがちですが、
一度、覚えると、その通りにすればいいので、かえって楽かも。と思った次第です。
作法部がしている、茶道は、ルールの塊ですが、一つ一つ着実に覚えると、
あとは、それを反復するだけ。
それでも、季節や場面によって、少しずつ変化をもたらし、考えることができ、
とても楽しいです。
これから、夏から秋、秋から冬へと、季節が変わり、どんな茶道ができるのか、いまから楽しみです。
文化祭にも参加いたしますので、よろしければ、お立ち寄りください。
「水無月のお稽古」
6月は古語で「水無月」と言います。
作法部は、今年度から新たに外部講師の方をお迎えし、
茶道・着付け・生け花に取り組む予定です。
そういった背景の中、「水無月」というお菓子を食べながら、
歩き方、袱紗捌き、茶筅通し、お茶のたて方などを学びました。
先生から、なぜ、「水無月」というお菓子を食べるのか、とお話も伺いました。
昔は、クーラーなどなく、6月はとても暑くて(今は、クーラーがあっても厚いですけど)
氷は、高貴な方しか食べられず、暑気払いに氷を食べる代わりに、庶民は、氷を模した
水無月を食べるとのことです。
なるほど!よく見ると、ういろうに浮かんでいる小豆が、氷に浮かんでいるようです。
また、魔よけの意味もあるようです。
茶道の入口に立ったばかりの私たちですが、遠いいにしえに思いを馳せながら
お稽古を楽しくしています。