東京都高校総体男子800m第3位!!!小泉惺が大幅自己新記録で南関東大会進出!!!小山裕成も走高跳で南関東切符!!!

2023/05/22

 5月20日21日に東京都高校総体後半戦が開催され、板橋高校の選手たちが躍動しました!

男子800m決勝 第3位 1分52秒86!

小泉惺 

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決勝を前に仲間たちの応援の気持ちを刻み、いざ勝負の舞台へ

 

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予選から十分に期待の持てるレースで翌日の準決勝へ!

そして・・・

準決勝、そして決勝と会心のレースで見事に南関東大会への出場権を獲得しました!

この記録は北海道インターハイ出場も十分に可能な素晴らしいタイムでした!

板橋陸上部の仲間たちの想いと、声援を大きな力に変え、最高の走りでチームに

最高の瞬間を届けてくれました!

小泉は中学時代の自己ベスト800m2分33秒20で、板橋高校に入学後成長を遂げた選手。

決勝では中学校時代全国大会を経験した選手たちを超え、南関東へ進出を決めました!

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先日行われた関東インカレ女子800mで第3位入賞を果たした2021年卒業の鈴木美呼先輩(日本体育大学3年)も

応援に駆けつけてくれました!!!後輩たちのがんばりが刺激になるという話をしてくれました。

小泉にとっても大きな力になった思います!

 

男子走高跳決勝 

関根翔和 第5位! 1m89!!!

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小山裕成 第5位! 1m89!!!

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南関東大会をかけたジャンプオフへと突入し、3名から2名が南関東への出場権を獲得する勝負となりました!

結果小山裕成が1m90を越え、出場を決めました!そして関根翔和は、非常に惜しい跳躍ながら、クリア出来ませんでした。

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男子やり投決勝

稲葉獅 第8位! 47m56!!! 自己新記録!

1年生の稲葉が唯一の1年生入賞!!!今後の飛躍に期待!!!

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そのほかの選手たちも勝負の舞台を戦い抜きました!

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笹川総監督の4日間の選手たちの軌跡と指導者としての想い

波乱の初日  

今年の総体は、冬季のトレーニング期からこれまでになく順調にとり行われ、シーズン開幕から好記録が続出するなど、万全を期して臨むことができた。開幕早々、エースの武蔵大地は春季記録会で追風参考ながら10‘60を叩き出し、それに続かんとばかりに2年生たちも10秒後半から11秒0台を記録。これまでのチームとしての課題であった選手層を厚くして選手を入れ替えてもリレーで勝ち抜ける力をつけて関東大会に出場するといっていたことが現実帯びてきた。都総体直前の北区競技会では、武蔵、三浦の2枚を外したオーダーでも42秒02を記録するなど、今年は41秒48の板橋高校記録を更新するだけでなく,都立校記録の40秒93をも更新できるのではないかと、この時総体が待ち遠しく思えていた。これこそが慢心というものであったことが初日に露顕した。 男子100m予選でエースの武蔵大地は順調に通過したかに見えた。しかし、ゴールから戻ってくる姿が少しぎこちない。すぐに確認しにいくと右脚裏を気にしながら歩いて来たので尋ねると,違和感を訴えてきた。降雨の中、気温が上がらない中のレースでハムストリングスを痛めたようだった。その日の最後に400mリレー予選があり、当然彼はエースとして2走として練習を重ねてきた。確かに直前の北区競技会では、武蔵を外してやってはいるが,その2走に入っていたのは混成競技で関東大会出場の期待が持てる小山が入っていた。8種競技の合間に小山を入れるわけにはいかない。急遽、同じ様に母指球のトラブルがあって外していた三浦を2走に充ててレースに臨んだ。4人の走力からすれば武蔵を抜いても予選突破できると判断したが,結果は最悪な事となってしまった。1走〜2走のバトンがゾーン内で渡らず、失格となってしまったのである。 ここのところ毎回入賞して関東大会に連続出場していたリレーの失敗は痛過ぎるミスであった。チームの士気は下がり、バックスタンド裏の板橋高校の陣地は重苦しい空気がのしかかっていた。更に辛うじて予選を通過した武蔵の脚も痛みが残り、明日の準決勝を走ることが出来るかは明日の様子を見てから判断することに。このままでは,北海道どころか山梨にも行くこともできないのではないかと、おそらく多くの者が思ったのでは無いだろうか。  

 

2日目  

先ずは武蔵の脚の状態。場合によっては彼のインターハイの道はこれで終了する可能性がある。トレーナーブースに連れて行き、トレーナーに診てもらい準決勝出場の可否を判断。結果はテープを巻いて走ることが出来そうだという事で、テーピングをしてもらう。これで何とか走れるかどうか,祈る様な気持ちでレースを見守った。結果は彼本来の走りとは程遠いタイムではあったが,2着+2のところ,3着となり、+2で拾われ決勝に辛うじて進出することが出来た。 あとは決勝レースで贅沢は言わないので6着になってくれれば、いや,どうか完走して、いや,将来のことを考えれば,辞めさせた方が良いのでは,そんな私の迷いをよそに本人は戦闘モードに。決勝レースの号砲は鳴った。頭の中では最悪のシーンが見え隠れする。ところが実像はそれに反して1レーンの武蔵は誰よりも鋭いスタートで飛びだし先頭を突っ走り、後半追い込まれながらも胸一つリードしたままゴールを駆け抜けたのである。電光掲示板に1着の名前とタイムが浮かび上がる。間違いなく1. 武蔵大地 都板橋 10.79 と出た瞬間、わーっという歓声。都総体の100mで都立校生が優勝するのは、1991年以来の実に32年ぶりの快挙となった。と同時に、板橋高校としては,春と秋併せて関東大会に10年連続出場が決定した瞬間であった。この日の帰りのミーティングは昨日とは打って変わって歓喜の中で行われて,再びチームの士気は高まっていた。満身創痍の彼の活躍は、昨日の失敗を完全に帳消しにして,仲間に希望の光を与えてくれたのである。

また,昨日から2日間にわたって闘いが繰り広げていた8種競技には2年生の小山裕成が昨年の自己記録を大幅に更新して大健闘。板橋高校記録も更新する5000点越えを果たしたが,今年はインターハイチャンピオンをはじめ、例年になくハイレベルな闘いとなり、6位となったが,関東大会進出とはならなかったのである。流した涙は来年へのガソリンとなるに違いない。1年生の稲葉獅も自己記録を更新する検討ぶりであり,今後の活躍に期待したい。  

 

3日目(2週目)

この日の注目は男子走高跳。前週で8種競技に出場した2年生の小山裕成は春季競技会の8種競技の中で走高跳を1m93をクリアしているので期待が持てる。更に3年生の関根翔和は2年前の板橋選手権で1m94をクリアした時、1m96にチャレンジした際、骨折をして以来、後遺症が残り2年間リハビリに励み3年生の春からの復活を果たすことが出来た。2名とも期待大であり、揃って決勝進出を果たした。決勝は1m84から始まり、1m89まで両名とも1回でクリア。この時点で残っている選手は7名1m92では両名とも3回失敗。結果的には両名を含めて5位が3名となる。競技を一度終了した後。3名のうち2名を決定するジャンプオフをする事となる。関東大会の出場枠は6名なので、2名を決める試技が始まった。出来るならば板橋高校の2名が決まってくれればと、願っていたが,最も残酷な結果となってしまった。8種に出場し、例年では関東に行けていた好記録を出したにも関わらず夢が叶わず、先週は悔し涙の6位入賞となった小山裕成が関東行きを笑顔で勝ち取り,怪我の後遺症で、何度か挫けそうになる気持ちを2年に渡り必死に耐えて復活してきた関根翔和が落選して悔し涙の止まらぬ表彰式となった。同じ5位には違いないが,天国と地獄の差が。顧問にとって,これ以上複雑な気持ちになる事があっただろうか?私は敗者を労う事を優先する事を選んだ。彼に労いの言葉を掛ける時に、フッと自分の高3の時の都総体の時を思い出してしまい,その時の自分を見ている気がして熱いものが胸に突き刺さり、声が震えてしまった。 私の場合,全てがその時から始まった。きっと彼もそうなるであろう気がした。勝っておごらず、負けて挫けず。この言葉が身に沁みる1日となった。  

最終日

ミラクルな大活躍 3日目に男子800m予選に1年生のホープ坂口優斗と、3年生の中長距離のエース小泉惺が出場し、両名とも最終日の準決勝に進出した。勝負は準決勝。彼らに戦術をアドバイス。残念ながら坂口はラストの足が残ってなく撃沈。小泉の入った1組は強豪揃いの厳しい組み合わせ。必死に喰らい付いて自己ベストの1.53.90で走り何とか4着で+で拾われ,念願の決勝進出を果たした。こうなれば関東大会を決める6番以内を狙うしかない。彼には6番に入ることだけを考えるべき。準決勝でかなり消耗しているから,6番で充分だからと。しかしながらレース展開は彼を消極的な走りにはさせなかった。8人の集団は1周した所で上位4人と下位4人に縦割りする展開に。小泉は前の4番目に付けている。こうなったらラスト150で足が残っていたらイケる。何と彼は残っていた足でスパートをかけて、ゴール前で3番手に、そのまま雪崩れ込んで行ったので,4番以内は間違いなさそう。電光掲示板には3番目に表示され、しかも関東でも十分通用するタイム。1.52.86 北海道も見え隠れしてきた。

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次の舞台は山梨県で開催される南関東総体になります!

6月16日(金)~19日(月) 山梨県甲府市小瀬JITリサイクルインクスタジアム

全国高校総体・北海道インターハイを懸けて東京・千葉・神奈川・山梨のライバルたちと勝負します!

男子100m 武藏大地   男子800m 小泉惺    男子走高跳 小山裕成

以上3名が出場致します!

必ずや北海道インターハイへ!!

応援のほどよろしくお願いいたします!!!