令和7年度 第3回夜間観測
2026/01/09
令和7年度 第3回夜間観測
11月21日(金)に夜間観測を実施しました。
全天が観測可能という今年度予定してきた中では稀に見る好天で、人数も小規模だったためじっくりと観測に取り組むことができました。
天文台では、前回操作を誤って時間切れとなった目盛環導入に再チャレンジしました。
アンドロメダ銀河(M31)を目標に、ペガスス座やカシオペア座の目視で導入できる天体をまず入れて、そこからアンドロメダ銀河までの緯度経度を計算して目盛環付属のハンドルを回します。
今回は部活動指導員のガイドなしで導入することができました。
アンドロメダ銀河を入れたあとはプレアデス星団(M45、和名:すばる、おうし座の散開星団)を導入しました。

(プレアデス星団、天文台の反射望遠鏡にて教員撮影)
目盛環導入については、今後他の天文班メンバーにも手技をレクチャーして扱える人員を増やす予定です。
屋上の方では3〜4台の望遠鏡を展開して観測を行いました。
前回ファインダー合わせに苦戦していた中学1年生が今回も参加しており、ネジを落とすことなく合わせることができました。
この下準備の大切さは実際観測しようとすると分かります。ファインダーの十字線の「ほぼ」真ん中に合わせても、実際に天体を導入してみると鏡筒では視野に入っていないことがままあります。
中学1年生も土星を観測しようとして迷い、ファインダーをどれくらいの精度で合わせるかが分かりました。
その後は初心者でも導入しやすいプレアデス星団を目標に、ファインダーに加えて双眼鏡も用いながら代わる代わる導入し、写真を撮ることができました。

(プレアデス星団、反射望遠鏡にて生徒撮影)
先日ミーティングを行った際に、今年公開の映画『この夏の星を見る』で取り上げられた「スターキャッチコンテスト」が話題になりました。コロナ禍で活動を制限された全国の天文部が、各自で活動しつつ繋がりあうために目標天体を導入する速さを競うコンテストを開催するという内容だそうです。
天文班でも技術が習熟してきたら班内でそういった活動をしてみたいねという話になり、今回の夜間観測では中学3年生〜高校2年生の生徒たちが試してみました。
機材は屈折望遠鏡(手動導入、自動追尾あり)と反射望遠鏡(自動導入付、自動追尾あり)で、目標天体は土星と海王星です。
手動で導入する屈折の方が動き出しが早く序盤は有利ですが、アライメント(機材にプログラムされた星図と実際の天体の位置を合わせる操作)が終われば自動導入+微調整で済む反射の方が後半追い上げました。

(海王星、反射望遠鏡MEADEにて生徒撮影)
使用機材を扱い慣れているかどうかや、機材の特性や観測当日の視程などパラメータがいくつかあることが分かり、生徒も楽しんでいましたので、また取り組む予定です。