なかのZEROプラネタリウム鑑賞会
2025/08/07
なかのZEROプラネタリウム鑑賞会
8月7日になかのZEROを訪問し、プラネタリウム鑑賞会を行いました。
なかのZEROにある投影機は東京都の公共施設としては最も古い部類のもので、五藤光学研究所のGMII-SPACEという機種の初号機だそうです。
解説員の方がコンソールで忙しなく投影機やプロジェクターを操作しながら、テーマに合わせた生解説をしていただくのが魅力です。
この日の鑑賞会では中学1~3年生が10名参加しました。
夏の大三角形やその周辺の星座の見つけ方、各星座にまつわるギリシャ神話、今月の天文イベントについて解説していただきました。
南半球で見られる南十字星に対してはくちょう座のクロス部分を北十字星と呼ぶことや、8月16日のすばる(プレアデス星団)食、8月11~13日に発生する木星と金星の接近などを国立天文台の図などを交えて学びました。
今回の参加者には今月下旬の合宿参加者もいることを解説員の方にお伝えすると、それを踏まえてお話内容を適宜追加してくださいました。
富士は新宿からもほど近いため夜間でも空が明るく、0~2等星の星が主に見えます。3等星は知識があって天球上の位置が推測できれば認識することができるという程度です。
これに対して、観測条件の良い合宿先であればさらに暗い天体や天の川も肉眼でとらえることが可能になりますが、多くの天体が見えすぎるせいでかえって目的の天体を探しづらくなります。プラネタリウムでは0~3等星が見えるモードとほぼすべての天体が見えるモードを切り替えていただき、生徒は先ほどまで見えていた天体がどこにあるか探す練習をしました。