校章

東京都立富士高等学校・附属中学校

R6管弦楽部の活動について

2025/03/31

R6管弦楽部の活動について

今年度の管弦楽部の活動内容を抜粋してお伝えします。

 

【文化祭内部演奏会】

9月8日(日)

 

富士祭2日目に体育館にて内部演奏会を開催しました。

前プロ:J.ブラームス作曲/ハンガリー舞曲第5番、中プロ:喜歌劇『天国と地獄』より序曲、メイン:A.ドボルザーク作曲/交響曲第8番第4楽章を演奏しました。

夏休み中に練習と準備を重ね、9月になってからはクラスの企画の合間を縫ってリハーサルに集いました。本番では普段のテンポより速くなりがちですが、難しいフレーズも集中してついていき、お客様からたくさんの拍手をいただきました。

受付やアナウンスなどのスタッフを引退した高3が務めました。生徒は久々に部活動の場で先輩に会えて嬉しかったようです。

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(写真:学生指揮によるリハーサルと今年の本番用ポロシャツ)

 

【東京都高等学校文化祭音楽部門第3地区大会】

10月26日(土)

 

国立青少年オリンピック記念センターカルチャー棟大ホールにて、J.ブラームス作曲/ハンガリー舞曲第5番を演奏しました。

生徒は午前中に土曜授業があったため、会場に着き次第すぐにリハーサル、本番へと向かいました。忙しなく移動した後でしたが、学生指揮に音を集めて落ち着いた演奏を披露しました。

また、中1にとっては今回が学校外の大会デビューとなりました。オケ服と呼ばれる本番用衣装を着て先輩の後をついていく初々しい様が印象的でした。

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(写真:オリンピックセンターと前日練習の様子)

 

【第31回全国高等学校選抜オーケストラフェスタ】

12月28日(土)

 

日本青年館ホールにて、J.オッフェンバック作曲/喜歌劇『天国と地獄』より序曲を演奏しました。

部内でオケフェスと呼んでいるこの舞台は、全国からオーケストラ部が集って演奏を披露する4日間のイベントです。技量や表現力を競うコンクールとは異なり、出場者たちは他校の演奏に対してメッセージカードを書いて交流します。生徒は都内や他県の団体からのメッセージカードを嬉しそうに読んで共有していました。

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(写真:日本青年館の看板前で記念撮影)

 

【東京都高等学校文化祭音楽部門中央大会】

1月12日(日)

 

上野にある東京文化会館にて、第3地区合同オーケストラとしてオッフェンバック作曲/喜歌劇『天国と地獄』より序曲を演奏しました。

都立西高等学校、東京大学教育学部附属中等教育学校と本校の3校で合同オーケストラを結成し、11月から練習に励んできました。感染症流行により練習回数が減ってしまいましたが、お互いの学校の習慣や曲想をすり合わせていくのは貴重な経験になりました。

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(写真:中央大会演奏後の集合写真)

 

【卒業式】

3月8日(土)、19日(水)

 

富士は高校と附属中学校でそれぞれ卒業式を行います。この式で管弦楽部の在校生は卒業生の入退場の音楽を演奏しました。

曲はE.エルガー/ 行進曲「威風堂々」と本校校歌です。

演奏する以外の時間は式典参加者として振舞いますので、事前に上級生が下級生に礼法指導を行いました。また、高校卒業式はフルメンバーで予行練習に参加しますが、中学卒業式の予行練習の際は高校生が授業中のため、中学1~2年生が準備・演奏します。中学2年生は初めて自分たちで準備を取り仕切る機会となり、とても張り切っていました。

通常の演奏会と異なり、入場演奏後は1時間ほど音出しできない状態で退場演奏となるので、特に管楽器はリードの湿度を保ったり、楽器を冷やさないようにしたりするのが大変でした。本番では卒業生の動きに合わせてタイミングよく曲をフェードアウトさせたりコーダに飛んだりと、卒業式に華を添えることができました。

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(写真:高校卒業式予行、中学卒業式予行)

 

【第58代定期演奏会】

3月27日(木)

 

渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて、58代の定期演奏会を開催しました。

定期演奏会(定演)はその年の集大成となる演奏会です。

前プロ:J.ブラームス作曲/ハンガリー舞曲第5番、中プロ:喜歌劇『天国と地獄』より序曲、メイン:A.ドボルザーク作曲/交響曲第8番ト長調を演奏しました。

オケフェスや中央大会が終わると定演へと気持ちが切り替わりますが、3学期は適性検査に伴う自宅学習期間や探究発表会、定期考査などで練習時間が限られます。楽器を持ち帰ったり、1人1台端末で音源を聞いて豆譜や注意を書いたりと生徒は工夫して過ごしていました。

また、曲の完成度を上げるための練習だけでなく、宣伝ポスターやパンフレットを作成したり、当日ステージマネージャーを務める卒業生たちと動きを確認したり、ホールへ出向いて打合せを行ったりと、演奏会を運営する準備も多くありました。富士オケは生徒が自主的に運営することを大事にしておりますので、生徒はギリギリまで曲や運営の完成度を上げようと頑張っていました。

当日は200名ほどのお客様が来場され、ホールの舞台スタッフにも温かく迎えられ、とてもよい雰囲気で演奏することができました。終演後のミーティングでは、全大会、セクションやパート、同じ学年など様々なくくりでこの代が終わってしまうことを惜しんでいました。

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(写真:部活動指導員指揮のリハーサルの様子)