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東京都立富士高等学校・附属中学校

なかのZEROプラネタリウム観覧

2024/08/08

なかのZEROプラネタリウム観覧

 

8月8日(木)に、なかのZERO西館4階にあるプラネタリウムで学習投映をしていただきました。
学習投映は昨年度に引き続き実施していただいており、今回は中学1・2・3年生の21名で参加しました。

2022年11月には、皆既月食中の月の後ろに天王星が隠れる惑星食が観測され、大変話題になりました。
今年の8月10日(土)には、おとめ座の1等星「スピカ」が月に隠されるスピカ食が起こります。
食のはじめは高度10度、食の終わりは高度5度ほどのため、南西側が開けている場所でないと観測は難しいかもしれません。

なおこの日は、旧暦で7月7日の「伝統的七夕」です。
20時頃の天頂近くには、こと座のベガ(織り姫)、天の川を挟んだ反対側にわし座のアルタイル(彦星)を見ることができます。
北の空の高度35度くらいには2等星の北極星が見られます。北極星を見つける方法として、北斗七星やカシオペヤ座を使う方法が有名ですが、夏の大三角を用いて見つける方法も教えていただきました。
夏の大三角(デネブ・ベガ・アルタイル)のデネブとベガを結ぶ線を境にして、アルタイルを北側へぱたんと折り返すと近くに北極星が見つかります。
北斗七星やカシオペヤ座は、2等星と3等星で構成される星々ですが、夏の大三角は1等星なので都心の空でも見つけやすく、おすすめの方法です。

こと座のベガと、うしかい座のアークトゥルスの真ん中あたりにかんむり座があり、左下にはかんむり座T星があります。
ふだんは肉眼では見えないくらいの星ですが、約80年に一度の間隔で「新星」という爆発現象が起こることが分かっていて、早ければ今年の夏に見られるかもしれません。「新星」の爆発が起こると、2~3日は2等星ほどの明るさになり、肉眼でも見ることができるそうです。

プラネタリウムでは、北極や南極での星の動き方も見せていただきました。
東京からは見ることができない「みなみじゅうじ座」についても紹介していただきました。

天文班では、8月9日(金)から11日(日)まで、中学3年生と高校1年生は福島県鮫川村へ合宿に行きます。
今日学習した内容も踏まえて、現地での観測にチャレンジします。

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