校章

東京都立富士高等学校附属中学校

第3回~第5回夜間観測

2024/01/16

第3回~第5回夜間観測

10月と12月中旬の夜間観測は天候不良のため中止となりましたが、11月18日に第3回、12月26日に第4回、1月5日に第5回の夜間観測を実施しました。

秋から冬にかけて空気が澄んできているので、はっきりと観測することができました。

 

第3回(11月18日)

1703601873024 Jupiter

中学生も望遠鏡の扱いにも慣れ、設営やファインダー合わせもスムーズに行えるようになってきました。

しし座流星群の極大日に合わせて観測を行いましたが、極大が午後2時であったことと、夜間観測の時間帯では放射点が昇ってきておらず、流星の観測は叶いませんでした。

この日は木星や土星といった惑星を中心に観測し、木星の縞模様や土星の輪を見ることができました。

地球と太陽の平均距離を1AU(天文単位=約1.5億km)とするとき、太陽から土星までの距離は平均で約9.5AUです。
とても遠いところを約29.5年かけて公転してます。
土星の輪は公転面に対して約27°傾いており、太陽のまわりを公転する間に、輪の傾きも変化して見えます。
輪の厚みは数100mととても薄いので、来年の2025年には輪を真横から見ることになり、ほとんど見えなくなります。
公転する間に2度真横から見ることになるので、土星の輪が見えなくなるのは、約15年に1回です。

 

第4回(12月26日)

こぐま座流星群と月の観測を目的に実施しました。

月の月齢は13.1で、翌日が満月です。こぐま座流星群は12月23日に極大を迎え、今年は月明かりに邪魔されるため観測条件は良いものではありませんでした。

この日より、CMOSカメラセンサーとASIairを用いてタブレット端末による電子観望にチャレンジしました。

さまざまな試行錯誤の結果、ほぼ満月の様子をきれいに撮影することができました。

DSC_2036.JPG DSC_2038.JPG

Moon

 

第5回(1月5日)

しぶんぎ座流星群の極大に合わせて実施しましたが、1月4日が極大日で、放射点が高く昇り観測条件がよいのが未明であったため、夜間観測の時間帯では流星は観測できませんでした。

自動導入の望遠鏡の操作の習熟と、前回に引き続き電子観望にチャレンジしました。

また空が快晴であったため、冬の大三角や、冬のダイヤモンドもきれいに観測することができました。

DSC_2059.JPG DSC_2067.JPG orion

win diamondo 冬のダイヤモンド 説明

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 ↑ オリオン大星雲(M42)                  ↑アンドロメダ銀河(M31)