第3回夜間観測
2023/01/13
第3回夜間観測
12月14日(水)に第3回の夜間観測を行いました。
今回は「ふたご座流星群」の極大期に合わせて観測をしました。
流星を写真に収めることはできませんでしたが、晴天にも恵まれ、街明かりの影響がある中でも観測をした2時間あまりの間に5個ほどの流星を見ることができました。
20:30頃には、南の空に流星痕を伴う火球も見ることができました。
なお、この火球は静岡県富士市付近では、自分の方向に向かってくるために、上空で流れず静止して見える珍しい現象となったようです。
(テレビ朝日、ANNニュースより)
12月中旬に見られるふたご座流星群は、1月初旬の「しぶんぎ座流星群」、8月中旬の「ペルセウス座流星群」ともに「三大流星群」と呼ばれています。
夜空に見える流星を、流れる方向と逆に延長すると1点で交わり、これを「放射点」といいます。この放射点がふたご座付近にあるため、ふたご座流星群と呼ばれます。
流星は彗星から放出された塵が、地球の大気圏に突入する際に発光して見える現象です。塵を放出している母天体の軌道と地球の公転軌道が重なるときに、流星群は極大となり、多くの流星が見られます。
ふたご座流星群の母天体は、小惑星番号3200番のフェートン(Phaethon)とみられていますが、現在は塵を放出しておらず、まだ確証が得られていません。
(国立天文台のウェブサイトをもとに作成)
科学探究部天文班では、12月のふたご座流星群のほか、8月のペルセウス座流星群の観測も行っています。