2023/07/14 行事

令和5年度　建築科　ものづくり立志事業講演会

令和5年7月14日(金)、建築科1学年の生徒を対象に、ものづくり立志事業講演会が行われました。

本校卒業生で、現在、大工として活躍されている高田さんと三浦さんを講師としてお招きし、お仕事についての話や高校時代に取り組んだこと、社会人にとって大切なことなどについてご講演いただきました。

お二人には、あり継ぎの仕口・ほぞの加工実演と廻り縁（天井と壁の接する部分に設けるもの）の加工実演、鉋がけの実演もしていただきました。あり継ぎは、ありの頭のような形のほぞを用いた継手で、土台、大引、胴差、軒桁などの横架材の継手として、多く用いられています。生徒は、先輩の高度な技術を、憧憬の眼差しで熱心に見ていました。鉋がけは複数の生徒が体験し、難しさを実感するとともに、プロの凄さを改めて実感していました。

質疑応答の場面では、多くの生徒が質問し、大工という職業への関心をより深めました。また、休憩時間にも積極的に質問していた生徒がいたのも印象的でした。

高田さんと三浦さんは、在学中にも二人でお神輿を製作し、2013年の東京都建設系高校生作品コンペティションにて最優秀賞を、翌年の第21回 東京都高等学校工業科生徒研究成果発表大会では特別賞を受賞しています。職員玄関内のホールにそのお神輿を展示していますので、ご来校の際は、ぜひご覧ください。