校長挨拶
2021/04/06
総合芸術高等学校の四代目校長となりました平林信彦です。
総合芸術高等学校は、平成9年東京都教育委員会発表の「都立高校改革推進計画」において、新しいタイプの高校の設置として初めて記載されました。平成22年4月に第1回入学式を挙行して第1期生168名が入学し、令和元年11月には十周年記念式典を挙行しました。この10年間、学校の職員は苦労に苦労を重ね、都立高校唯一の芸術高校をつくり上げてきました。その努力にはすさまじいものがあります。そして、今も時代の変化を敏感に感じ取り、ブラッシュアップを続けています。
本校の教育目標は、「美術・舞台表現・音楽の芸術に関する専門教育を行うことによって、我が国の芸術文化を様々な分野を支えていく人材を育成し、国内外で芸術文化活動を通じた社会貢献ができる心豊かな人間の育成をはかる。」としており、3つの学科を設置しています。芸術を観る側・聴く側から考えると、美術、舞台表現、音楽では、それぞれ鑑賞の仕方が異なります。例えば、美術の作品(作品によりますが)は、観る人が観たいときに観ることができ、作品に近づいたり、離れたりしながらじっくりと意識の奥に浸透します。舞台や音楽の公演や演奏には、その場限りにしか味わうことができない醍醐味があります。受け取り方が異なるならば、発信の仕方も異なります。生徒は、まず、芸術の各分野における特性をよく考えることが大切です。その上で、生徒同士が、どのように向き合っているのかということを互いに意識し、感性を磨き、この学校でしか得られないかけがえのない3年間を過ごしてほしいと思います。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大から臨時休校となり、思いもよらない形でスタートしました。令和3年度のスタートに関しても未だ先が見えない状況が続いていますが、学校は、感染症や災害があっても学びを止めることがないよう、新しい形の学びを追求していきます。