校章

東京都立総合芸術高等学校

学校からのメッセージ

校舎の写真

校長挨拶

校長室にて  撮影: 写真部 部長 田中 音羽

本校は「美術・舞台表現・音楽の芸術に関する専門教育を通して、 我が国の芸術文化を支え、国内外での芸術文化活動により社会貢献できる心豊かな人間の育成を図る」ことを教育目標に、自らの成長のみならず、他を認め尊重し、共に切磋琢磨していく人間の育成を目指しています。
平成22年4月に新しいスタイルの芸術専門高校として誕生し、すでに多くの優秀な人材が世界に向けて羽ばたき、様々な分野で活躍しています。

本校の生徒は、勉学や学校行事だけでなく、レッスンや作品制作など極めて多忙であるにも関わらず、強い精神力をもって、より高い目標に向けた努力や挑戦をしています。なぜなら、前向きに取り組むことが、自身の成長につながり、さらに、将来の糧になることを経験から知っているからです。
また、たくさんの応援や励ましが力になること、喜びだけでなく辛い気持ちも受けとめてくれる大切な人の存在に支えられていることへの感謝も忘れません。

変化が激しく先の見通しが不透明な現代、AI技術の発展により、多くがデジタル化されると言われますが、表現することは、人間としての豊かさであり、芸術が社会や人々の生活にもたらす潤いや感動は計りしれない可能性を秘めています。

高校時代は、飛躍的に成長する時期であり、将来を決めるための最も重要な時期です。
将来、競争の激しい芸術の世界で活躍するために、本校での3年間は芸術を中心とした学校生活が送れるかけがえのない時間であり、人間関係が構築できる大切な時間です。友人が時にはライバルになるかもしれません。楽しさや喜びは大いに共感し、つらい時には支え合うことのできる仲間や教職員と絆を深めながら、おもいやりの気持ちや社会性を培っていきます。教職員は、生徒の夢の実現に向けて、また安心した毎日のために一人一人に寄り添いサポートを行います。

総合芸術高校は、芸術を追究する生徒の学び舎です。
芸術に真摯に向き合う生徒のこれからと生徒の無限の可能性と魅力を引き出す本校の教育活動に期待してください。



令和6年4月吉日
校長 明石 典子