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東京都立桜町高等学校

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2023/03/01 イベント

講演会を行いました

 2月27日、全学年が久しぶりに体育館に集合、講演会を2部行いました。

 第1部のテーマは「がん教育」。キャンサー・ソリューションズ株式会社所属、一般社団法人CSRで活動をされている駒形千鶴子さんをお招きし、がんの現状、体験談などをお話しいただきました。がんの原因はさまざまですが、今では2人に1人が罹る、誰でもがかかりうる病気です。がん予防のために今からできること、検診を受けることの大切さ、治療についてなど、この先自分や自分の家族がもしかかった時どのように受け止めるべきかなど、高校生にもわかりやすく教えて下さいました。ただ漠然と「こわい」と思っていたがんについて、正しい知識をもつことができたのではないでしょうか。まだ小さかったお子さんをかかえて闘病体験をされた方だからこそ、みなさんへのメッセージが伝わったことと思います。

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 第2部は、コロナ禍で学校行事などさまざまに制約を受けてきた生徒たちに、笑顔を取り戻すきっかけになるようにという目的で東京都が事業化した「子供を笑顔にするプロジェクト」オリンピアンによる講演です。ロンドンオリンピック・ボクシングミドル級金メダリスト、元WBA世界ミドル級スーパー王者である村田諒太さんをお迎えして、ご自身の半生をもとにお話しを伺いました。村田さんから桜町高生へのメッセージはただひとつ!「自己決定-Self Determination をもって生きること。」人生の分岐点においては、保護者や先生など周りの意見に流されずに、自分自身の意思で将来を決定することが大切であると。他の人との約束事ではなく、自分自身に誓った約束が、誤魔化しようのない自分に対する強い拘束力を持つのだと。人生が自分に問いかけてくる問題に対してひとつひとつ一生懸命に向き合っていくことでしか人は成功しないのだというお話でした。桜町高生のみんなの目の前には多くの選択肢が広がっています!何があっても人のせいにしない、自分の意思決定の力を信じて、自分で決めた将来を切り拓いていきましょう!

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 講演の後、生徒からの質問にも気さくに応じて下さった村田さん、「試合で勝って嬉しいことは?」という質問に、胸が熱くなるお答えをいただきました。ご自分と同年代でがん闘病をされている方と交流があったそうです。自分が試合で勝つことで勇気づけられると喜んでくださる方がいる、そのことに自分の生きている価値を再認識でき、喜びを感じられるのだとおっしゃっていました。金メダリスト、プロのチャンピオンの高み到達した方ならではのお言葉でした。

 生徒とのミット打ち体験にも応じて下さり、かっこいいお姿に歓声が上がっていました。素晴らしい講演とともにとてもいい体験ができましたね。

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村田さん(全体写真)