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東京都立桜町高等学校

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2023/02/09 イベント

1学年 「オリンピック・パラリンピック教育」講演会を行いました

総合的な探究の時間に、日本パラ陸上競技連盟 副理事長の花岡伸和さんをお招きし、講演会を開催しました。

花岡さんは、日本パラ陸上競技連盟副理事長であり、2004年アテネ大会6位入賞、2012年ロンドン大会5位入賞の実績をお持ちのパラリンピアンです。

前半は「ダイバーシティは成長のきっかけ」のテーマのもと、花岡さんの半生、パラリンピックに出場した経験談など、貴重なお話を聞かせていただきました。後半は、講演の中にもあった「アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)」について、自分の中の「無意識の偏見」をクラスの友だちと意見交換をしました。

 

以下1学年生徒の感想です。

〇 花岡さんが、「(パラリンピックで)負けたけれども、自分のベストを尽くせたことが嬉しい」と言ったのを聞いて、人間は目に見えるデータや数字、結果にとらわれて、人と比較され、「自分は人と比べて劣っている」「〇〇さんにも勝てないのだから頑張っても意味がない」と劣等感を感じたり、自分のやりたいことを諦めたりすることがあるけれど、自分の成功は自分が決めていいんだということを今回の講演で感じました。

〇 私は今回の講演を聞いて学んだことは、どんなに小さな挑戦でも達成することで、それが自信となり今後の人生に大きな影響を及ぼすということです。私はこの講演を聞くまで、目標を立てる時に大きな目標しか立てずに、毎度成し遂げることができずに諦めてしまっていました。しかし、花岡さんの「(事故後)自分の手でスプーンを持ちご飯を食べる」という一見小さな目標でも、達成することで花岡さんの今につながっているというお話を聞いて、小さな目標でも自分軸で達成することが大切であることを感じました。

〇 今日初めて「アンコンシャスバイアス」という言葉を知りました。無意識の偏見を越えて、互いを理解しあうことができればきっともっと誰もが暮らしやすい世界に変わっていくと思いました。 

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