校章

東京都立桜町高等学校

初釜

2024/01/12

初釜

新年最初の部活動は、「初釜(はつがま)」でした。初釜とは、新年最初のお茶会のことです。

この日は、普段のお稽古と違い、先生から「濃茶」を点てていただき、「花びら餅」という新春菓子をいただきました。
「花びら餅」とは、宮中で長寿を願う「歯固めの儀」の風習の中で生まれたと言われています。丸い白餅は梅の花を象り、紅の菱餅は心を表すといいます。鮎に見立てた牛蒡(ごぼう)と、雑煮を意味する白味噌餡(しろみそあん)をはさんであるお菓子です。

講師の先生から、「初釜」や「花びら餅」についてのお話があり、生徒たちはみんな真剣に耳を傾けていました。
また、先生のお話の中で特に印象深かったのは、「茶道で大切なことは、お点前の手順ではなく、人を思いやる心です。」というお言葉です。
生徒たちには、日本の伝統文化である茶道を通じて、「人を思いやる心」を育んでいって欲しいと願います。

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