校章

東京都立桜町高等学校

東京都高等学校文化祭演劇部門中央大会3位を獲得

2023/11/21

東京都高等学校文化祭演劇部門中央大会3位を獲得

演劇部生徒の喜びの声をご紹介します。

私たち桜町高校演劇部は、2023年11月11日(土曜日),12日(日曜日)、東京芸術劇場(池袋)で開催された東京都高等学校文化祭演劇部門中央大会に出場しました。この大会は東京都教育委員会と東京都高等学校文化連盟が主催する文化部の秋の祭典の一部門です。

こういうものに一位、二位的な順位はつきませんが賞はあるわけで、おまけに毎度毎度がっつり講評されたりします。結果から申しますと、この次に続く大会への出場は逃したものの、東京都高等学校演劇研究会長賞である「米本一夫賞」を受賞することができトロフィーをいただきました!!廃部寸前の崖っぷち演劇部としてはまぁまぁいいとこだったのでは?と部員一同思っております。なにせ参加校・表彰校の多くは潤沢な部員数に恵まれている学校がほとんどですから。

桜町高校の皆さま、関係者・保護者の皆さま、ご理解と応援をありがとうございました。都大会から持ち帰った2つのトロフィーをご覧ください。

演劇部トロフィー

 

《観客・脚本・舞台について》
都内の高校生の中でも舞台をやりたい人や観たい人がわざわざ集まってくる大会だから当たり前ですけど、両日ともに観客の入りも多く盛況でした。観客って重要です。なぜなら、観客は演劇の要素の一つと言われているからです。観客のアトモスフィア的なものが舞台観及ぼす影響は絶大です。冷やかしでも斜めからでも前のめりでも観てくれる観客がいたら舞台を作るほうはちょっと高揚します。

例えば商業ベースの演劇では公演中に観客のウケ、反応で脚本の内容を変えるなんてことも当たり前に行われていて、観客は演劇を作る立場にもなることが想像できますよね。で、今回の講評では、脚本よかったんじゃない?的な米本一夫賞だったことを付け加えておきます。勝手に解釈すると現代社会の高校生のサブカル的(でっかくでた!)な側面があったってことで、なんか、まちこうっぽい賞の受賞だと思いませんか?

上演した劇場のシアターホールやその舞台の写真をご覧いただくとホンモノ感を感じていただけると思います。観る側もシアターで観劇すると没入感を得られるはずです。私たちの舞台を文化祭でご覧になった方もいらっしゃるかと思いますがそれと比べると本大会のシアターで上演できた私たちは1UPキノコ以上の効果があったと思います。

《キャストについて》
役者は、脚本をもとに役者自身の体や声を用いて登場人物を表現し、その個性や物語のメッセージを具現化する人です。演劇部ってどんな修行するのかしら、走り込みはするのかしら?とお思いの方いますよね。私たちは「役になりきる」ことを追求するのです。登場人物の解釈を深める、なんなら二重人格のように自分とは異なる人格を演じます。夏休みに部員が次々と倒れマイキー以上のヤミ落ち、部長も遁走したのは暑さのせいではありませんよ。それを乗り越えての上演でした。色々な思いはありますが、俳優の熱意や存在感が観客の反応や感情の琴線に触れた結果の賞だった!はず。

《音響・照明・大道具について》
音響照明は劇に欠かせないスタッフです。音響は音楽や効果音を絶妙な音量・タイミングで入れるという普通に見えて当たり前、外したら台無しという地味な仕事の割に緊張感があります。今回のSEは地区大会でパニクりミスを犯していたので死ぬほど緊張していたに違いない、と思います。慣れない機械操作や今回の作品は音きっかけもあり、とにかく地区大会のリベンジができてよかったです。

 

最後に、顧問の先生、外部指導員の先生、保護者の皆様はじめご尽力くださいました皆様にこの場をお借りして感謝申し上げます。
今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

演劇部都大会ぼかし 最新