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2025/06/23 お知らせ
3年選択科目「社会探究」『多文化共生を学ぶフィールドワーク』@新大久保・高麗博物館を実施しました
3年選択科目「社会探究」『多文化共生を学ぶフィールドワーク」(全2回)を、5月27日と6月10日に実施しました。生徒は27名。教育実習生も引率に同行しました。
第1回目は新大久保の街歩きです。高麗博物館に集合後、2コースに分かれました。
①多文化共生コース 小泉八雲旧居、大久保小学校(日本語・国際学級)、在日韓国人福祉会(お話をうかがう)、ルーテル教会 コミュニティ・カフェ@大久保、イスラム横丁
②コリアンタウンコース 韓国広場マーケット・あすか信用組合、K-POPライブハウス、小泉八雲公園、韓国カフェ、西大久保公園、イケメン通り、ヘイトスピーチに関するお話をうかがう(職安通り)、大久保の福祉施設、ロッテ工場あと
第2回目は高麗博物館の館内見学です。日本と朝鮮半島の関わりを学んだあと、企画展「なぜ『朝鮮人』が戦犯になったのか」のパネル解説をうかがい、チマチョゴリ着用体験(希望者10名、400円)、振り返りを行いました。
生徒の感想を紹介します。
・福祉会の人のお話を聞いたとき、帰りたくても様々な事情により帰れない外国人が多いということを初めて知った。少子高齢化社会でこの先、このような人が増えていくかもしれないと考えると、寄り添える人になりたいと思った。文化や常識は違っても同じ日本に暮らす人間として外国人に対する意識を変えていかなければならないなと感じた。
・新大久保は韓国だけでなく、たくさんの国のお店、文化が辺りに広がっていて、見学していてとても興味深く感じた。
・ヘイトスピーチという言葉は聞いたことがあったけど、実際にその場所に行って、当時の写真を見てみると、こんなことが起きたんだと実感することができました。もっと新大久保や自分の街について学びたいと思いました。
・朝鮮人や台湾人の捕虜監視員も戦犯とされてしまっていたことをはじめて知って驚いた。戦争は自国も相手国にも被害が出るし、幸せになれるものではないと思う。もっと知識を増やしていきたい。
・実際に博物館へ行き、それについて詳しい人の話を聞き、実物を見て、当時を想像するという経験は足を運ばないとできないことだし、中学で学んだだけの内容をチマチョゴリ体験などで実感することもできたので、とてもよかったなと思いました。