校章

東京都立鷺宮高等学校

卒業生紹介

令和4年度卒業生(日本大学 文理学部 体育学科)

 私は9月頃まで部活動をしていたため,隙間の時間を有効活用できるよう意識して受験勉強を乗り越えました。特に夏休みは日本中の受験生が必死で勉強している一方,私は朝から部活動をしていて正直焦るときもありました。勿論ほとんどの受験生に勉強時間で優位に立つことは不可能で,だからこそ,短時間でどれだけ集中して取り組むかが命運を握ると考えました。例えば,英単語帳を持ち歩くなど,誰でも出来るようなことから始めることが大切だと思い実践しました。特に受験が近づいてくる年末に焦らないためにも,基礎を固める必要があると感じました。私は英語がとても苦手で,無意識に英文法から逃げていました。そのため多くの受験生が過去問の演習を繰り返しているときに,私は一から英文法に取り組まねばなりませんでした。私のようにならないためにも,少しでも早く勉強する習慣を身につけてください。また,受験のアドバイスとして一番に思ったことは,周りの声や進度に敏感にならないほうが良いということです。自分自身,志望校の偏差値は周りの人と比べてさほど高くなく,時には偏差値を気にして志望校をもっと上位校にしようと思ったり,自分は受験勉強に向いていないと落ち込んだりもしました。しかし今となって考えれば,その時間はすごく無駄だったと感じています。当たり前のことながら,偏差値はあくまでも指標であって,自分のやりたいことのできる大学を選んだのであればそれは気にする必要はありません。しかし,それが気になるのが受験期であり,それを乗り越えることが大きな財産となります。
まずは普段の授業を疎かにせず,先生の話を理解する努力を積み重ね,効率よく勉強する術を身につけることが大切です。皆さんも第一志望の大学に合格できるよう,頑張ってください。

令和3年度卒業生(中央大学 文学部 人文社会学科)

 鷺宮高校での三年間を振り返ると、私はとても充実した時間を過ごすことができたと思います。サッカー部の活動では、都大会に勝ち上がり、活躍することを目標に三年間頑張りました。時々にコロナ感染症の影響で思うようにサッカーができないこともありましたが、三年生で迎えたインターハイでは都大会出場を果たし目標を達成することができました。サッカーを通じてかけがえのない仲間と出会い、一生に残る思い出を作ることができました。また、勉強面でも部活動と同じくらい頑張りました。定期テストでは毎回学年十位以内を目標に日々勉強をしました。特に三年に進級した後は、9月まで部活動を続けながら塾に行かず自分の力で受験勉強を頑張りました。勉強を投げ出して志望校を下げようと思ったこともありましたが、先生方や多くの友人に支えられながら受験勉強を乗り越え、第一志望の大学に合格することができました。受験を通じても仲間と協力することの大切さを学びました。高校三年間で一番大変な時期でしたが、頑張った分だけ一生忘れられない良い思い出ができ、そして自分の進路をつかみ取ることができたと思いました。高校三年間はあっという間に終わってしまいます。鷺宮高校で自分が夢中になれることを見つけて頑張るとともに、進路においても仲間と一緒に努力し充実した高校生活を送ってください。