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2024/10/04 お知らせ
2年生 震災学習講演(修学旅行事前学習)
10月2日(水)5・6限を利用し、2年生対象に「震災学習講演」を開催しました。
本学年の修学旅行(11月)において、震災学習が大きなテーマとなっているため、事前学習として、東日本大震災およびその復興について学びました。
講師の里見喜生さん(いわき湯本旅館「古滝屋」館主・福島県いわき市)は、東日本大震災の際には、旅館を救援物資の配布拠点とし、全国から訪れたボランティアに客室を提供したほか、原発事後やその後の福島の生き方を社会に伝える「F スタディツアー」や「原子力災害考証館」創設を行い、震災の語り部として活動されています。
生徒の感想を一部紹介します。
◆震災による原発事故によってさらなる犠牲が出てしまったことを通して、日本では原子力について様々な議論がされてきたが、私はやはり地域の人の意見を聞くべきだと思った。
◆私は東日本大震災の記憶がないけど、原発でこんなにも苦しんでいた人がいたことを実感しました。旅館の人たちも自分たちで精いっぱいなはずなのに出勤していたり、里見さんもスタッフの人たちを思って「出勤しなくてもいいよ」、「(被災していたら)家族もここで一緒に住もう」と言ったことに愛を感じました。
◆東日本大震災の詳しい状況や原子力発電の事実を知ることができてよかった。自然災害は避けられないことなので、色々な人と協力し、支えあっていくことが大切だと思った。
◆お金や肩書は災害が起こった際に失い、日常生活との振れ幅で絶望するという言葉が印象に残りました。災害と聞くと命の喪失が浮かびますが、今まで築いてきたものがなくなってしまう悲しみも大きいということに気づきました。
◆いろんな人と仲良くして、困った時に頼れる人を増やしていきたいなと思いました。おてんとSUNプロジェクトで小学生や子どもが自ら進んでソーラーパネルなどについての学びに行く姿勢がすごく良いなと思いました。見習いたいです