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東京都立鷺宮高等学校

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2024/07/19 お知らせ

2年生 主権者教育講演①②

2年生対象に2回(6月・7月)の「主権者教育講演」を開催しました。

1回目は、元成城中学高等学校教諭・吉田守氏からお話をうかがいました。1955年、広島で被爆した成城高校の生徒が白血病に倒れたことをきっかけに、同校の生徒会が中心となって制作したドキュメンタリー映画「無限の瞳」を視聴し、高校生の「表現・発信」を通じた社会参画について考えました。生徒の感想を紹介します。

「原爆はその時だけでなくて、何年何十年経っても後遺症が残るおそろしいものだということを知って、このようにとっても難しい社会問題にも、この動画の高校生みたいに向き合って自分たちはどうすれば少しでも力になれるのか、などを考えて周りと話し合ったり協力することが大切だと思った。」

2回目は、都立大学大学院客員教授・宮下与兵衛氏から、「欧米のシティズンシップ教育と高校生・大学生」というテーマで講演いただきました。生徒の感想を紹介します。

「北欧の国々は、学校で模擬選挙や主権者教育が行われていて、日本は遅れているのだと感じた。また、日本と中国のみがデモに対して恐怖を抱いているということに驚き、日本は自分の意見を主張することに抵抗のある人が多いのだと思った。」

「今まで日本の若者が政治に興味がなく、選挙に行かないのはただ興味がないだけだと思っていましたが、他の国の高校生や中学生の取り組みや政府の方針の話を聞いて、そもそも興味がないのは政治に関する経験がないことが原因なのではないかと思いました。また、大学に無料で入れるヨーロッパの国々に驚きました。」

主権者教育写真②主権者教育写真①