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東京都立大島海洋国際高等学校 全日制

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2025/05/15 トピックス

【2年海洋探究系2次乗船実習②】気仙沼港に向けて

5月12日(月)~5月21日(水)の日程で、2年生の海洋探究系の2次乗船実習が始まりました。

岡田港出航

朝7時に、保護者の方や学年の先生方に見送られて岡田港を出航しました。学年の先生の「行ってらっしゃい」の声掛けに対して、生徒たちは「行ってきます」と大きな声で答えていました。大島に帰ってくるときには成長した姿を見せられるよう、全力で実習に取り組んでくれることを期待しています。

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航海当直

本日から生徒も4時間交代で航海当直を担当します。操舵は1年次の基礎航海以来ですが、序盤は緊張している生徒が多かったです。しかし、時間が経つにつれて慣れてきて、航海士の指示に速やかに対応して舵を動かしていました。

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航海当直では操舵だけではなく、海図への位置入れやログブック(航海日誌)の記入も行います。ほとんどの生徒にとっては初めての作業であるため、今日は船員さんからに教えてもらいながら時間をかけて作業をしていましたが、最後の方は一人でスムーズに位置入れをできるようになってきました。

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航海当直では見張りも大事な仕事です。本船に接近している船や、運行に支障をきたす漂流物がないかを観察し、航海士に報告します。安全な運航には欠かせない仕事であるため、生徒も真剣に取り組んでいました。

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漂流物調査

 大島から気仙沼へ向かう途中の海上に浮かぶ漂流物を見つけて記録します。3~4人の班で、記録をする生徒、船体の近くの漂流物を探す生徒、双眼鏡を使って船体から離れた海上を流れる漂流物を探す生徒で分担して調査をします。

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 各班、1時間ずつの調査で、漂流している発泡スチロールやビニール片、ペットボトルや海藻、流木が漂流しているのを見つけました。

 漂流物を見つけた生徒が、双眼鏡を持っている生徒に「あの漂流物は何?」と聞き、双眼鏡をもつ生徒は他の班員に漂流物が何であるかを伝える。そのようなコミュニケーションを取りながら調査をしました。

棒ズリ

 デッキブラシを使って甲板上に張られている木甲板を磨きます。ボースン(甲板長)から「なぜ棒ズリをするのか」について説明がありました。① デッキをきれいにする。 ② 大きな声を出す練習(デッキでは風や船の走行音のため、大きな声を出さないと相手に伝わらない)。 ③ みんなで声を合わせて作業をする練習

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 甲板長の指揮のもと、生徒たちの声量が大きくなっていきました。午前中は船酔いをする生徒も複数おりましたが、みんなで大きな声を出して棒ズリをすることで、当初の明るい雰囲気に戻ってきました。

大島丸からデイリーレポート(毎日更新)が届きました。(5月14日(火)以前の更新は【2年海洋探求系2次乗船実習①】でご確認ください。)

〈デイリーレポート日々更新中〉

5月15日(水)気仙沼港に到着しました。

20250515 デイリーレポート (640.7KB)

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20250516 デイリーレポート (642KB) 気仙沼港出港

20250517 デイリーレポート (615.4KB) 鳥島沖に向けて航行中

20250518 デイリーレポート (646.8KB) 鳥島沖に到着

20250519 デイリーレポート (667.3KB) 生物調査実習(始)

20250520 デイリーレポート (677.3KB) 生物調査実習(終)