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東京都立大島海洋国際高等学校 全日制

全国水産・海洋高等学校カッターレース大会 優勝!!

2024/07/24

全国水産・海洋高等学校カッターレース大会 優勝!!

優勝ロゴ

優勝集合写真(大)

令和6年7月20~21日に青森県八戸市で第26回全国水産・海洋高等学校カッターレース大会が開催されました。全国の予選を勝ち抜いた12校が集まり2日間に渡って熱戦を繰り広げ、本校が優勝しました。史上3回目の全国優勝です。

6月の関東東海地区予選では二本目に体力が続かずに20秒タイムを落としてしまい、タイムを落とさないことを課題として全国大会に臨みました。

大会初日、本校は予選レースで【5:40:47】の今大会ベストタイムを出しましたが、二本目の準々決勝では7秒タイムを落としてしまいました。関東東海地区予選に比べると成長がみられましたが、昨年度優勝校の愛知県立三谷水産高校とはほぼ同タイムでした。また、全体的に6分を切る好タイムが続々と出て、コロナ前の競技レベルに戻ったようでした。

大会二日目の準決勝、本校は京都府立海洋高校と山口県立大津緑洋高校との対戦に勝利し、決勝に進出しました。決勝進出を決めた3チームの中では本校のタイムが一番遅く、課題である2本目ということもあり、決勝は難しいのではないかと思われました。しかし、決勝に向けて全員一丸となって気持ちを高めて良い雰囲気で決勝に臨むことができました。この辺りは3年生が雰囲気を作るのが上手く、今年の代の強みでした。

決勝は昨年度優勝校の愛知県立三谷水産高校、島根県立隠岐水産高校との対戦でした。前半は本校がややリードし、中盤で三谷水産高校に追いつかれ、終盤では並ぶ展開でした。ゴールはほぼ同着でしたが【0.58秒差】で本校が優勝することができました。本校のタイムは【5:45:26】でした。1秒以下の差で優勝が決まったのは大会史上初なので、大会史に残る熱戦だったと言えます。

 

関東東海地区予選も含めて今年のシーズンは運が良かったように思いますが、今年の勝因はチームとしての技術力の高さと団結力だと感じました。昨年の全国大会後、9月にはクルーが8人しかいませんでした。そこから途中入部を募ってなんとか12人のクルーを揃えました。メインクルー12名のうち5名はカッター歴が1年以下です。このような状況なので目標とする漕ぎ込み量には最後まで届きませんでしたが、3年生を中心に途中入部の部員の技術力をしっかりと高め、少人数で団結して練習してきた成果が出ました。途中入部組の急成長や創部1か月ほどの小樽水産高校の健闘を見ると、今まで以上に技術指導の重要性を感じたシーズンとなりました。

 

 

開会式  艇2

 

 

写真左:回頭の様子。奥が本校。

回頭(本校奥)  艇

 

 

勝利の櫂立て。優勝したチームが対戦相手や応援してくれた人たちに敬意を表するためにオールを立てます。

櫂立て

 

 

たくさん応援に来てくださり、ありがとうございました!

優勝集合写真(+応援団)

最後に、大会を主幹していただいた青森県立八戸水産高校の皆様、応援に来ていただいた保護者様やOB・OGの皆様、日頃からご支援くださる大島の地域の皆様、感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

【 BS松竹東急「アスリート応援ドキュメンタリーがむしゃら」】

本校カッター部の大会前の練習と全国大会の様子を取材していただきました。数年前に「報道ステーション」で取り上げていただいたときに全国大会初優勝したので、本校はTV取材と相性がいいのかもしれません。

海の学校ならではの授業や寮の様子も取り上げていただきました。放送はしばらく先になりそうですが、決まり次第、HPでお知らせします。

 

写真は寮の部屋を撮影している様子です。寮は3人部屋ですが、この部屋はたまたまカッター部員のみの部屋でした。

取材部屋