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東京都立大島海洋国際高等学校 全日制

第24回全国水産・海洋高等学校カッターレース大会  優 勝!!

2022/07/26

第24回全国水産・海洋高等学校カッターレース大会  優 勝!!

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 7月23,24日に愛知県蒲郡市で開催された第24回全国・水産海洋高等学校カッターレース大会に参加し、史上二回目の優勝をすることができました。今大会はコロナの影響で3年ぶりの開催となる、高校カッター会が待望していた大会です。参加校数を絞り、各地域の代表15校が感染対策をした上での大会開催となりました。しかし、大会直前や会場入りした以降も感染者が出てしまい、15校中6校が参加辞退となってしまいました。残った9校でのトーナメント戦になりましたが、このような状況下でも感染症対策を工夫して、最後まで大会を実施してくださった主幹校・三谷水産高校の皆様には心から感謝申し上げます。

 

 大会初日は風が強く、予選3レースすべてで回頭ブイ接触による失格が出るという波乱の展開でした。本校もスタート位置がうまく取れず、回頭も風の影響を恐れて大回りになってしまいましたが、何とか予選は1位で通過しました。準々決勝では愛知県立三谷水産高校と福島県立小名浜海星高校と対戦しました。三谷水産高校には関東東海大会で負けており「絶対に雪辱するぞ!」との気概で臨みましたが、2秒69差で惜しくも敗れ、2位通過となりました。

 

 大会二日目は準決勝で山口県立大津緑洋高校と千葉県立館山総合高校との対戦となりました。この日は風も弱く、回頭も練習通りにできたため、大幅にタイムを上げて1位で通過しました。決勝は愛知県立三谷水産高校と福岡県立水産高校との対戦になりました。三谷水産高校には2連敗中で分が悪いかとも思いましたが、スタート位置、回頭、ピッチの正確さ、強い漕ぎと粘り、14名がベストなパフォーマンスを発揮し、今大会唯一の6分切りのタイム【5.58.35】を出し、優勝しました。

 

 関東東海大会で技術や体力以上に「メンタルの弱さ」を課題として感じ、取り組んできた成果が出た決勝レースだったと思います。改めてカッター競技におけるメンタルの占める大きさを感じた結果となりました。3年生を中心としたクルーはこの1か月と全国大会で苦しい思いをした分、「心を強く持てばできる!」ということを感じたのではないかと思います。今後の人生で苦しいときに、この大会を思い出してくれると嬉しいです。また、今大会は参加辞退を余儀なくされた高校も多く、地方大会で優勝した静岡県立焼津水産高校や宮崎県立宮崎海洋高校が出場していれば結果は変わっていたかもしれません。部訓にもある「謙虚」な気持ちを忘れずに今大会の結果を受け止めてほしいものです。

 

左)開会式。左から3列目の制服を着ているのが本校です。

右)準々決勝で三谷水産高校に競り負けました。どちらが勝ったか分からないほどの接戦でした。

開会式 準々決勝

 

左)準決勝のスタート直後。力強い漕ぎを目指しているのでスタートダッシュは負けられません!

右)部訓を唱和してから乗艇します。部長の声は会場によく響いていてカッコよかったです。

準決漕ぎ 乗艇 

 

左)閉会式

右)感染症対策のため、メダルは選手同士で掛け合う形で授与されました。

表彰2 金メダル授与

 

令和になってから優勝カップを初めて手にしました!

表彰

 

新幹線の時間が迫っていたため会場で時間を取ることができず、駅の前で集合写真を撮りました。優勝おめでとう!!

優勝集合

 

地域の皆様、保護者の皆様、OB・OGの皆様、大会に向けた応援や差し入れ等、ありがとうございました!