体育祭

2025/06/06

🎌2025年度 体育祭レポート|色と笑顔が駆け抜けた、初夏の一日

2025年6月6日(金)、青空の下で本校体育祭が開催されました。今年も赤・青・黄の3チームが、競技・応援・創作のすべてに全力を注ぎ、熱気あふれる一日となりました。
美術の好きな生徒が多い本校では、各色チームが制作した応援旗が毎年の名物。今年も力作ぞろいで、校庭に掲げられた瞬間、歓声が上がりました。

🎨団旗紹介|色の魂を描いた、3枚の誇り

体育祭の幕開けを飾るのは、各色チームが制作した応援旗。今年も、青・赤・黄それぞれの個性が光る力作がそろいました。

青チーム:「冷静と情熱の狭間に宿る力」

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鋭い眼差しと渦巻く模様が印象的な青の旗。静かな闘志と集中力を感じさせるデザインで、見る者を圧倒します。

赤チーム:「炎をまとう、勝利への咆哮」

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炎を吐く狐のような神獣が描かれた赤の旗。力強さと神秘性が融合した一枚で、チームの情熱が伝わってきます。

黄チーム:「雷鳴のごとく、駆ける獅子」

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燃えるたてがみと雷のエネルギーをまとったライオンが描かれた黄の旗。勇気とスピードを象徴する、堂々たる作品です。

どの旗も、チームの象徴として校庭に掲げられ、体育祭の熱気を一層高めてくれました。

~午前の部~

開会式:誓いの言葉と準備運動

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青・赤・黄、それぞれの代表が誇りを胸に宣誓。体育祭、いよいよスタート!

準備運動:全校生徒で心と体を整える時間

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宣誓の後は、全校生徒による準備運動。色ごとに整列した生徒たちが、掛け声に合わせて体を動かす様子は、まるで一つの大きなチームのよう。体育祭に向けて心と体を整える、大切な時間となりました。

100m走予選(全学年男女選抜):疾走する姿とゴールの瞬間

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体育祭最初の競技は、全学年男女選抜による100m走予選。スタートラインに立つ生徒たちの表情には、緊張と集中がにじみます。応援の声が静かに響く中、それぞれの走りがトラックを駆け抜けました。
ゴールの瞬間を捉えた写真は、写真部の生徒が撮影したもの。ピントの合った「FINISH」の文字と、背景にぼかされたランナーたちの姿が、予選ならではの静かな熱を伝えてくれます。
決勝に進むのは、各組を走り抜いた精鋭たち。本番の舞台に向けて、期待が高まります。

大縄跳び(1年全員):跳ねて、笑って、つながる心

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1年生全員による大縄跳びは、体育祭の中でもチームワークが試される種目。回す人、跳ぶ人、応援する人——それぞれの役割がひとつになって、リズムを刻みます。

いかだ流し(2年全員):協力して進むユニークな競技

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2年生全員による「いかだ流し」は、体育祭ならではのユニークな団体競技。仲間を乗せて進む“いかだ”は、ただの隊列ではなく、信頼と協力の象徴です。
各チームは、声を掛け合いながら息を合わせ、地面を踏みしめて前へ前へと進みます。掛け声に合わせて動く姿は、まるで一つの生き物のよう。乗っている仲間を支える手、引っ張る腕、そして笑顔が、2年生の絆を物語っていました。
この一年で育まれた仲間との信頼が、競技の中に自然と表れていたのが印象的です。勝敗を超えて、前に進む力を感じさせる場面となりました。

大玉転がし(1年男女選抜):周囲の声援を力に変えて、仲間と転がす

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体育祭の定番種目「大玉転がし」。1年生男女選抜によるこの競技では、色ごとに分かれたチームが、巨大なカラーボールを力いっぱい転がしてゴールを目指します。
仲間と息を合わせて大玉を支えながら、まっすぐに進む姿が印象的でした。笑顔と掛け声が絶えず、楽しさが全身からあふれていました。周囲の「がんばれ!」という声援を力に変え、最後まで粘り強く転がし続けました。
初めての体育祭で緊張もあった1年生たちですが、競技が進むにつれて自然と笑顔が広がり、チームの一体感が高まっていく様子が見て取れました。大玉とともに、仲間との絆も前へと進んでいく——そんな場面でした。

台風の目(3年全員)

旋回するスピードと迫力、最上級生の意地

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3年生全員による「台風の目」は、長いポールを4人で持ち、コーンを旋回しながら走るスピードと連携が求められる競技です。各チームとも、息を合わせてポールを握りしめ、掛け声とともに力強く前進していきました。
3年生らしい集中力と迫力が光るこの競技は、体育祭の中でも特に見応えのある場面となりました。

1年全員リレー

バトンに託す、初めての疾走

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体育祭の中盤、1年生全員によるリレーが行われました。スタートラインに並ぶ姿には、緊張と期待が入り混じった表情。掛け声とともに走り出すと、会場の空気が一気に熱を帯びました。
バトンをつなぐ瞬間には、手を伸ばす側も受け取る側も真剣そのもの。走る姿はまだぎこちなくても、仲間を信じて走る気持ちはどの学年にも負けていません。
ゴールテープを切った瞬間、歓声と拍手が沸き起こりました。初めての体育祭で、仲間とともに走り切った達成感が、1年生の表情にあふれていました。

2年全員リレー:中堅学年のスピードと安定感

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2年生全員によるリレーが行われました。バトンパスではスムーズな連携が光り、走者同士の信頼が感じられる場面も。ゴールテープを切る瞬間には、歓声と拍手が自然と沸き起こりました。
2年生らしい落ち着きと力強さが融合した走りは、体育祭の中でも特に印象的な場面のひとつ。仲間とともに走り切る姿に、成長と絆がにじんでいました。

3年全員リレー:旋回するスピードと迫力、最上級生の意地

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午前の締めくくりにふさわしく、3年生全員によるリレーが行われました。スタートの瞬間からゴールまで、どの走者も一歩一歩に思いを込めて走り抜ける姿が印象的でした。
スピードよりも、仲間にバトンをつなぐ責任感。応援の声に背中を押されながら、最後まで走り切る姿に、3年間の積み重ねが感じられました。
ゴールテープを切った瞬間、歓声とともに拍手が広がり、走り終えた生徒たちの表情には安堵とともに達成感が浮かんでいました。仲間とともに走り切ったことが、何よりの誇りとなった時間でした。

~午後の部~

応援合戦:旗と声が響き合う、午後の幕開け

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午後の部は、各色チームによる「応援合戦」からスタート。衣装、振り付け、掛け声、そして旗の演出まで、どのチームもこの日のために準備を重ねてきました。
青チームは、白手袋と統一されたポーズが印象的。静かな迫力と緻密な構成で、見る人の心を引き込む演技を披露しました。赤チームは、旗の動きと演舞が一体となり、力強さと華やかさを兼ね備えたパフォーマンス。黄チームは、鮮やかな衣装と躍動感ある演武で、会場全体を明るく盛り上げました。
応援合戦は、勝敗を超えて「仲間とともに創る」ことの楽しさが詰まった時間。体育祭の後半に向けて、会場全体が一つになった瞬間でした。

綱引き(3年女子選抜):力と声を合わせた真剣勝負

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午後の競技のひとつ「綱引き」は、3年女子選抜による真剣勝負。掛け声に合わせて一斉に綱を引く姿は、まさに“全力”そのもの。顔をしかめながらも、仲間と息を合わせて綱を握る手には、3年間の絆が込められていました。
それぞれのチームが、声を張り上げ、足を踏ん張り、最後まで粘り強く戦い抜いたこの競技。勝敗以上に、仲間とともに挑む姿勢が印象的で、見守る生徒たちからも自然と拍手が送られていました。
体育祭の中でも、静かに熱く、そして力強く心を動かす場面となりました。

ムカデ競争(2年男女選抜):足並みをそろえてゴールへ

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午後の競技「ムカデ競争」は、2年生男女選抜による団体種目。足をひもでつなぎ、肩を組んで走るこの競技は、見た目以上に難しく、チームワークとリズムが試されます。
各チームが、息を合わせて一歩ずつ前へ。転びそうになっても笑顔で立て直し、声を掛け合いながらゴールを目指す姿に、2年生らしい前向きさと仲間への信頼が感じられました。
勝敗よりも「一緒に走り切ること」が大切なこの競技。走り終えた後の笑顔と拍手が、体育祭の温かさを物語っていました。

100m走決勝(男女6名):午後の熱量、ゴールへ一直線!

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午後の競技が本格化する中、ひときわ注目を集めたのが「100m走決勝」。各色チームの代表が、スタートの合図とともに一斉に飛び出し、ゴールへ向かって全力疾走!
走る姿はそれぞれに個性があり、スピードもフォームも真剣そのもの。応援席からは「いけー!」の声が飛び交い、会場の熱量は一気に最高潮に。最後の一歩まで気を抜かず、全力で走り切る姿に、午後のハイライトとしてふさわしい迫力がありました。
勝敗を超えて、走ることそのものが称賛されるこの決勝。走り終えた選手たちの表情には、達成感と誇りがにじんでいました。

 

玉入れ(全学年男女選抜)狙いを定めて、玉を投げる!

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午後の競技「玉入れ」は、全学年の男女選抜による熱戦。赤・青・黄それぞれのチームが、制限時間内にできるだけ多くの玉をカゴに入れるべく、全力で挑みました。
玉を手にした瞬間、狙いを定めて一気に投げる。空中に舞う玉の軌道に、応援席からは「入れー!」の声が響き渡ります。カゴの中に玉が吸い込まれるたびに、歓声と拍手が巻き起こり、会場は一体感に包まれました。
チームが協力し合う姿、玉を拾って渡すサポート、そして最後まで諦めずに投げ続ける姿に、体育祭ならではの温かさと盛り上がりが感じられました。

部活動対抗リレー(アピールレース):走る部活、魅せる疾走!

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体育祭の後半、観客の笑顔をさらったのが「部活動対抗リレー」。まずは魅せることを目的にした“アピールレース”からスタート!
ギターを抱えて走るアコースティックギター部、恐竜に乗って(!?)駆け抜ける演劇部、衣装や小道具を身にまといながらの全力疾走は、まさに“走るパフォーマンス”。会場からは「かわいい!」「すごい!」の声が飛び交い、笑いと歓声が絶えませんでした。
勝ち負けよりも、見せ場と個性で勝負するこのレース。各部の底力と遊び心が詰まった、体育祭ならではの名場面となりました。

部活動対抗リレー(真剣レース):爆走!真剣勝負の部活リレー

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アピールレースで笑いをさらった直後、雰囲気は一転。運動だいすき系部活動による「真剣レース」がスタート!ユニフォーム姿の選手たちが、まさに“部の誇り”を背負って全力疾走。
そして、なんとここに教員若手チームも参戦!真剣な表情でバトンをつなぎ、最後の走者まで粘り強く追い上げましたが、わずかに届かず…惜しくも2位に。
それでも、教員チームの健闘に会場からは大きな拍手が。生徒も先生も本気で走るこのリレーは、体育祭の中でもひときわ熱く、そして心が動く瞬間となりました。

色別対抗リレー(全学年男女選抜):体育祭のクライマックス!

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体育祭の最後を飾るのは、全学年男女選抜による「色別対抗リレー」。バトンを受け取る瞬間、走り出す一歩、そしてゴールへ向かうラストスパート——そのすべてに、仲間の想いと自分の責任が込められていました。
どの色チームも、応援の声に背中を押されながら、最後まで全力で走り切る姿が印象的。勝敗を超えて、走ることそのものが讃えられるこの競技は、体育祭の締めくくりにふさわしい感動を届けてくれました。
走り終えた選手たちの表情には、達成感と誇りがにじみ、応援する側も自然と拍手を送っていました。色を超えて、心がひとつになる瞬間でした。

閉会式歓喜と悔しさが交差する、最後の瞬間

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全競技が終了し、いよいよ結果発表。得点は黄:732点、青:893点、そして赤:913点——今年の総合優勝は赤チーム!
得点ボードが掲げられた瞬間、赤チームからは歓声と拍手が沸き起こり、仲間と抱き合う姿も。一方で、あと一歩届かなかった青・黄チームの選手たちの表情には、悔しさと誇りが入り混じっていました。
閉会式では、各チームの代表が表彰状を受け取り、会場全体が温かい拍手に包まれました。勝ったチームも、惜しくも届かなかったチームも、それぞれが全力を尽くし、仲間とともに走り抜いた体育祭。
この瞬間に流れた涙も笑顔も、すべてがかけがえのない思い出となって、生徒たちの心に刻まれたことでしょう。