「?」第64号④

2021/04/02

生徒会誌「?」第64号公開第4弾です。

本日から部活動ののページをご紹介いたします。

運動部特集として、女子バレーボール部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、

バドミントン部、サッカー部、野球部のページを公開いたします。

各部の部長が3年間の思いの丈を綴ったものになります。

 

女子バレーボール部

女子バレーボール部は、火曜日、木曜日、土曜日に活動をおこなっています。

平日には、サーブやアタック、パスやレシーブなどの基礎練習を、

休日には、チームでのシート練習や他校との練習試合をしています。

平日は放課後に行っているため練習時間は短いですが、大会に向けて練習を重ねています。

私たちの代では、『楽しいバレーをする』を目標に練習をしていました。

大会の結果だけを見れば、良い結果だったとは言えません。

しかし、笑顔の多い楽しいバレーでした。なので、部活の時間はとても有意義な時間であったと思っています。

一つ下の後輩たちは、全員が経験者なので、今よりもっと強くなることもできると思います。

彼女たちが引退するときに満足できるような女子バレーボール部であることを願っています。

 

男子バスケットボール部

男子バスケットボール部は3年生合わせて十人ちょっと部員がいるくらいの少人数で活動しています。

この部活は私達3年生が1年生の時に作った部活動です。

礼儀がしっかりしていて当たり前の事を当たり前にこえていく部活になるように3年間取り組んできました。

そのため練習面では「困難を乗り越え、自分を高めながら楽しくバスケをする」を第一に活動してきました。

楽しむには色々ありますが、私達は声を出して場を盛り上げて楽しくなるようにしていました。なので、練習中の雰囲気がいいです。

今振り返ってみると、大変だったけど楽しかった3年間でした。

仮入部では新入生がすごい人数バスケ部を見に来ていてビックリしました。

誰も入部しないだろうと思っていたけれど、5人以上も入部してくれて、後輩ができたのが嬉しかったのを覚えています。

夏には合宿でほぼ一日練習をしていました。

すごく暑い中、坂を往復ダッシュしたりもして、たくさん走りました。

練習はキツかったけれど、4日間みんなと一緒に過ごすことで、仲間同士の絆が深まったと思います。

つらいこともたくさんあったけど、楽しいこともあった3年間でした。

最後にみんなに言いたいことがあります。

私はこの3年間、いつ引退しても悔いが残らないように毎日の練習に一生懸命に取り組んできました。

だから、コロナのせいで急に部活ができなくなっても悔いはありませんでした。

でも、悔いが残ってしまった人はバスケ部以外にもたくさんいたと思います。

人生にはまさかの出来事が何の予兆もなくおとずれます。

なので、今回のことを次に生かすためにも、一日一日を大事にしてください。

ゼロから始まったこの部活。

今まで一緒に頑張ってきた部員、顧問の先生、指導してくれた外部の方や保護者の方の応援、

サポートのおかげで最後の公式戦でも勝つことができました!

3年間本当にありがとうございました!!

 

女子バスケットボール部

女子バスケットボール部は3年生4人、2年生7人、1年生1人で、現在は3年生が引退しているため1・2年生の計8人で活動しています。

今年は、新型コロナウイルス感染症が流行した為、例年のように練習することが難しくなってしまいました。

ですが、そんな限られた時間の中でも、目標に向かって自分達を高め合いながら毎日の練習に励んでいます。

私たち3年生が引退した Tokyo Thanks Matchでは、目標であった三回戦を突破し、四回戦まで勝ち進むことができました。

これを達成できたのは、親や仲間はもちろん、大会を企画してくださった方、顧問の先生のおかげです。

特に、この大会を企画していただいた方々には、頭が上がらないほど感謝の気持ちでいっぱいです。

他にもこの大会に関わってくださった方々全員に感謝したいと思います。ありがとうございます。

また、最後の大会で四回戦まで進めたことは、みんなの頑張ってきた証です。

ただ運が良く勝ち上がれたのではなく、1年生から今まで、みんなが日々の練習を怠らず、一生懸命に取り組んだ結果が出たのだと思います。

あの地獄の夏休みの練習も、恒例行事“合宿”も、やっている時は辛かったけれど、今ではすべて自分の力になっています。

私は約1年間部長として、女子バスケットボール部を引っ張ることができました。

それは手助けしてくれた同級生、何を言ってもついてきてくれた下級生、沢山お世話になった顧問の先生方のおかげです。

今考えると、とても楽しく充実した部活動生活でした。

コロナで奪われた時間は取り戻せず悔しいですが、最高の思い出です!ありがとうございました!

最後に1・2年生、今までありがとう!明るく面白い君たちが大好きです!

人数は少ないけど、これからも感謝の気持ちを忘れずに頑張ってください。応援しています!

 

バドミントン部

バドミントン部は先輩、後輩関係なく仲が良くいつでも楽しい部活です。

ですが、今年は1年生の人数が多く練習メニューを考えるのがとても大変でした。

経験者や高校から始めた部員も多くいたため悩んだこともありましたが、お互いを高めあってどんどん上達していきました。

ですが、コロナウィルスの影響もあり練習の成果を発揮する大会が12月に行われた農業六校大会のみとなってしまいました。

平日は時間がなく、まともな練習メニューを考えられず適当になってしまうこともあるなかで、大会にでて、活躍していた後輩の姿には感動しました。

そして、3年間支えてくださった先生方、今までありがとうございました。

また、1年生、2年生のみんな。

2年生は途中から入った人や辞めた人もいて、少し申し訳ない気持ちがあったけど、みんな練習に熱心で心強かったです。

1年生は経験者、未経験者に関わらず上手くなろうという意識が伝わってきました。

部活の事で先生に怒られて練習が無くなったこともあったけど、それもいい思い出だと思っています。

週3回しかない部活だけれど、毎回毎回楽しく、正直引退したくありませんでした。

卒業しても顔を出すのでみんな元気で、より活気のある部活をしていてください!

次会う時を楽しみにしています。次の部長がんばれ笑。

解散!

 

サッカー部

今年の部活動は、3年生が2人という状況の中始まりました。

体験入部では10人以上の人が来てくれましたが、1年生で入ってくれたのが2人と大会に出られるギリギリのラインでした。

人数が少なく、大会と言ってもサッカーの大会ではなく、フットサルの大会ですが、

新型コロナウイルスの影響で夏の大会は全て中止となりました。

人数が少なく大会の期間もあくので部員を少しでも増やすためにサッカー、フットサルに興味のある人に声を掛けたりしました。

結果3年生が4人、1年生が3人となり、フットサルをするのに十分な人数が集まりました。

女子フットサル大会の時だけ追加で3人入り、大会では優勝することができました。

11月の大会では初めての大会の人が多く、上手くプレイすることができなかったり、ミスが多発してしまったりしてしまい、

一勝三敗という結果になりました。

次の大会に向けて、大会を振り返り、練習をしていけたらと思っています。

 

硬式野球部 

私たちの代の野球部は、1年生が入部するまでの間八人しかおらず、助っ人に入ってもらってやっと9人という状態でスタートした。

そんな環境の中でも、「夏の大会一勝」という、先輩たちが果たせなかった目標を引き継ぎ、継続して練習に取り組んだ。

チームで大事にしてきた「同調」と「予祝」は、練習前に欠かさず行い、チーム全員で気持ちを一つにしてきた。

部員同士の意見の食い違いや、意見のぶつかり合い。時には練習に来ない選手が出るなど、いろいろな失敗を経験した。

去年の卒業生が作り上げてきた雰囲気や気持ち、習慣を壊しかけた時もあった。

新型コロナウイルスの影響で部活動は制限され、春季大会は中止となり、

夏季大会の開催もどうなるか分からないままの状況に、一部の選手はやる気をなくすこともあった。

しかし、私たちはあきらめなかった。限られた練習時間の中で、できることをコツコツと行い、

今までの感覚を取り戻せるように集中して取り組んだ。

失敗やミスは重ねないように注意し、できるだけ早く修正するようにした。

7月24日、厳しい環境の中、東京都高校野球連盟の方を中心に様々な方の後押しにより、

私たちは最後の大会の一回戦を迎えることができた。

連合チームとの一回戦。激しい点の取り合いとなり、序盤あった五点差も終盤気付くと十対十の同点となっていた。

九回のタイブレーク、先に守るのは私たち農産高校。バント処理のプレスが決まり、無失点で切り抜けた。

裏の攻撃。一点取ればサヨナラ勝ち。1アウト満塁で迎えた最後の打席、サインはスクイズ。

スクイズの打球が転がり、三塁ランナーが生還した。

農業系の高校が単独で夏季大会に出場し、一勝するのは約17年振りであると先生から聞いた。

試合中は勝ったのか、負けたのか分からず、試合後のミーティングでやっと勝ったという実感がわいてきた。

「あっ、俺たち勝ったのか」と思ったら、涙が出てきて、喜びがこみあげてきて、「勝ってよかった」と思った。

高校3年生で、やっと達成できた「夏季大会一勝」。やればできる。念ずれば花ひらく。

校長先生や先生方、卒業した先輩方や友達、そして保護者の方々。みんなが泣いて喜んでくれた。

今まで野球をやらせてくれてありがとうございました。

支えてくださったすべての方にお礼を伝えたいです。ありがとうございました。