「?」第64号⑥
2021/04/04
本日は生徒会誌「?」公開第6弾として、文化部のページの前半をご紹介いたします。
生物部、軽音楽部、茶華道部の部長の生徒が執筆した記事を公開いたします。
生物部
生物部は、現在3年生1人、2年生が4人、1年生が5人の計10人で活動しています。
主な活動内容は生き物の餌やりや掃除で、今は金魚、メダカ、アフリカツメガエル、ハムスターを飼育しています。
餌やりは、平日に当番制で毎日行っています。
掃除は週一で月水金のどこかで行っています。
一年間の活動状況ですが、今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で休校が続き、
一時期は先生に任せることしかできず、不安しかありませんでした。
それでも、少しずつ登校できるようになり、先生と相談しながらなんとか例年通りの作業が続けられる様になりました。
今年は色々なトラブルがあった年でしたが、生物部で育てている子たちは皆命があります。
どんな理由があろうと、餌をあげなければ死んでしまいます。
休校中に死んでしまった子はいませんでしたが、病気が流行して一気に全滅してしまう可能性もあります。
生き物の世話は簡単で楽しそうに思えますが、辛いこともあります。
ですが、辛い気持ちを癒やしてくれるのもまた、可愛い生き物たちです。
放課後、小さな生き物たちに癒されたい方は是非、生物室に来てみてください。
軽音楽部
私が軽音楽部に所属してから3年ほどが経っただろうか。
嫌な思い出と楽しかった思い出が混在している。嫌な思い出とはいえ今改めて考えてみると小さいことでうじうじ悩んでいただけだと思う。
そうなると必然的に楽しかった思い出が大多数を占めている。校内でのライブや他校との合同ライブなど数々のライブを先輩方と熟してきた。
最初は誰しも初心者で新参者であるため何も気後れする必要は一切ない。
音楽が好きで探求心があって行動力があってやる気さえあれば誰だって舞台で輝くことができる。
これを機にたくさんの友達ができたり、もしかしたら彼女、彼氏ができるかもしれない絶好のチャンスだと思っていた時期もあった。
だがそんな思いははかなく砕け散っていった。
私自身高校生活で「彼女」の「か」の字も得られなかったのが実態だ。顔がよければ話は変わってくるだろうが私にそんなことは関係ない。
何故なら音楽が好きで音楽をやりたかったからだ。音楽をやる上で他人から何か物を言われる筋合いはない。
自分のやりたい音楽にケチをつけてくる人がいるとするならばその人とは距離を置くことをオススメする。
これは音楽に限ったことではない。自分の信念を捻じ曲げられるとわかった瞬間にその場から逃げるのが最善の手だろう。
3年という短い高校生活でみんなには後悔をしてほしくない。
その為にも軽音楽部に入れとは言わない。後悔をしないように生きて、自分のやりたいことに専念してほしい。
部活の紹介ではマイナスからのスタートになってしまったのは予想外であるが、
話は変わって日々の活動話は変わって日々の活動としては主に放課後のバンド練習や個人練習になる。
そしてそれを文化祭や定期的な校内での演奏会などで成果を発表する。
時々「本番でちゃんとできればいいんでしょ?」みたいなことを思っている人も居るが、
演奏に関しては絶対に練習を重ねないとうまくならない上に、音楽は嘘をつかないので演奏者の努力や姿勢をそのまま映し出す鏡であると思っている。
そして軽音楽はほとんどが「バンド」という集団行動をとっている。
練習を怠るとかなり大きな影響及ぼし冷ややかな目を向けられるようになってしまうだろう。
それだけでなく、自分自身が演奏をしていて楽しくないというのが何よりもつらい。
楽しくないことを続けられるのはごく一部の人間のみであって誰もが耐え得るわけではない。
更にバンド内で実力に差ができたり進捗スピードにばらつきが出始めると「バンド」としてはかなり危険な状態になってしまう。
加えてバンドメンバーとは程よい距離感を保ち続けなければならない。
私の所属しているバンド内でも人間関係の問題で一度空中分解をしてしまったことがある。
現在は再び仲良く活動しているものの、空中分解中の期間はとてつもなくやるせない気持ちで日々を生きていて何も楽しくなくなってしまった。
今では思い出しだしたくもない期間だがどのバンド、誰にでも起こり得ることである。
そうならないためにも軽音楽部に入った暁には死ぬ気で練習をして輝く舞台を目指し、その過程が青春の一ページになることを願っている。
これまで主にマイナスな面を書いてきたがプラスのことをここで記してしまうと
今後の活動に楽しみがなくなってしまうとともに各々の手で、目で、心で、体験して経験して感じてほしい。
だからここでは書かない。
最後に一つ、つまり何が言いたいかと言うと、軽音楽部への入部を心からお待ちしております。
茶華道部
茶華道部では毎週月曜日と金曜日に活動を行っています。
月に数回、茶道専門の先生に来ていただき、お点前を教わっています。
季節によって異なるお点前のやり方や、作法を覚えることは大変でしたが、普段なかなかできない体験ができて楽しかったです。
お茶の種類も普段のお点前で点てるお薄や、お薄よりはるかに濃い濃茶など様々なものがあり面白かったです。
文化祭では、毎年浴衣を着て参加しています。浴衣を着てお客様にお茶とお茶菓子を提供するのも、クラスの展示とは異なる面白さがありました。
今年、1年生が入部する前までは3年生が1名、2年生が2名と存続の危機に瀕していました。
1年生がたくさん入部してくれて、安心しました。後輩たちには感謝しております。
今後も茶華道部が楽しくお淑やかに活動を継続できるよう、願っています。