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2026/01/03 日々農産
マレーシア海外派遣研修(1日目) ー 「好きを未来にする旅」の始まりー
1月3日(土) 成田空港に集った7人の農産生。
いよいよマレーシア海外派遣研修に出発します。

70年を越える農産高校史上初の、有志生徒によるマレーシアへの海外派遣研修。
1期生となるこの7人には、今しかできない挑戦と経験をすることで、自分たちの未来はもちろん、農産高校の未来につなげてほしいと思っています。
出発式の様子

一人ひとりがこの旅の目標を語ります。

なぜマレーシアなのですか?と良く聞かれますので、ここにまとめておきます。

1.マレーシアは熱帯農業・持続可能性・多文化社会という、農産高校の学習に適した要素を多く備えており、生徒が日本では得られない視点を養うことができます。現地農業の視察や企業訪問を通じて、農業の国際的な広がりを理解し、進路意識の向上や異文化理解の促進が期待できるため、農産高校の研修旅行先として大変有意義であると考えています。
①農業技術・産業構造が日本と大きく異なり学びが多い
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マレーシアは 熱帯気候を活かした農業 が盛んで、パーム油、カカオ、ゴム、バナナ、ドラゴンフルーツなど、日本では栽培が難しい熱帯作物の栽培・加工を学べる。
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国内外企業が進める大規模農場運営、ICT を活用した農業管理(スマート農業)などの先端的な取り組みを視察できる。
②SDGs・持続可能性の学習に適している
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マレーシアは森林保護と農地拡大のバランス、環境配慮型パーム農園認証(RSPO)など、持続可能な農業の実例が多い。
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気候変動の影響や熱帯林保全など、地球規模課題を直接学べる場になっている。
3. 多民族国家での異文化理解が深まる
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マレー系・中国系・インド系が共存する多文化社会を体験でき、国際理解教育として非常に有効。
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英語が広く通じるため、生徒の実践的なコミュニケーション能力向上に強い効果がある。
4. 日本との経済的・教育的な結び付きが深い
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多くの日本企業が進出しており、食品加工、物流、農産物輸出などを学べる。
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マレーシアの農業系大学や研究機関は 日本の高校との交流実績が多く、受け入れ体制が整っている。
5. 安全性・治安・教育旅行としての適性
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東南アジアの中でも 治安が比較的安定しており、教育旅行の受け入れ実績が豊富。
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物価が比較的安く、費用面でも現実的。
- 2026年はマレーシア全土が「マレーシア観光年(Visit Malaysia 2026)」として、世界中の人を迎える特別な年です。年明けと同時に全国の空港や港で大規模な歓迎イベントが始まり、国を挙げて文化や自然を世界に発信しています。そんな節目の年に、マレーシアを訪れることには大きな意味があります。
6. 生徒の進路意識の向上につながる
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海外の農業現場を見ることで、農業のグローバル性 や 食に関わる仕事の多様性 を理解できる。
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海外に触れる経験が、 職業観・国際感覚・主体性の向上 に資する。
2.本校の所在する葛飾区は、1987年よりマレーシア・ペナン州と37年以上にわたって友好交流を継続しており、青年ホームステイ事業や文化交流事業など、多層的で実績ある国際交流を深めています。長年の信頼関係により、研修旅行における学校訪問、農業視察、青年団体との交流などがスムーズに実施できる体制が整っていること、葛飾区が多文化共生・国際理解教育を重視する中、マレーシアでの研修は地域の教育方針とも一致し、本校の海外派遣研修を地域からも応援していただくことで、生徒にとってより有意義な学習機会となると考えたからです。今後、区とも連携しながら海外派遣研修をより充実させていきたいと考えています。

色々な切り口がありますが、全部完璧にできなくちゃいけない、なんて思わなくていいです。
「私はこの海外派遣研修でこれを探究したい」ということをひとつもって、思いっきり挑戦してみましょう。
みなさんには、もうすでに “好き” があるはずです。野菜を育てるのが好き。動物が好き。料理が好き。誰かを笑顔にするのが好き。それは大きくても小さくても、誰かに自慢できなくても、ひとつの“たからもの”です。
今回の研修旅行は、その 「好き」を広げる旅 です。日本だけでは出会えない農業、食べ物、人、文化に触れることで、
みなさんの中にある“芽”が、ぐっと成長します。
- 好きを 仕事にする
- 好きを 強みにする
- 好きを 自分らしさにする
- そしていつか、好きを 未来にする
そのきっかけは、旅の途中の何気ない瞬間にあります。
見たことのない街の匂い、初めて会う人の言葉、食べたことのない味、
そのすべてが “好きの種” になります。
心を開いてたくさん感じてください。
答えはひとつじゃありません。迷ってもいい。
でも、みなさんがこの旅で見つけた“好き”は、必ず人生の力になります。
チェックインから未知のことばかり。

さあ、「好きを未来にする旅」 のはじまりです。
