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2024/07/30 日々農産
講演会「SDGs~持続可能な社会を目指して」を開催しました!
7月17日(水)、SDGs三部作の集大成として、百瀬則子様(一般社団法人中部SDGs推進センター 副代表理事、ワタミ株式会社 執行役員SDGs推進本部長、石光商事株式会社 社外取締役、環境カウンセラー・消費生活アドバイザー)を招聘し、講演会「SDGs~持続可能な社会を目指して」を開催しました。また、前回に引き続き、堀雅美様(専修大学 商学部 環境マーケティング担当 非常勤講師)と元東京都環境局職員の佐藤様にもお手伝い頂きました。
百瀬則子様は、公的機関で政策決定などにも携わり、第一線で活躍されている方です。
著名な民間専門家によるSDGsに関する講話を通じて、未来の社会や生徒自身の将来やキャリアについて考える機会とすることを本講演会の目的としています。
農業から食品製造・外食産業・宅食弁当販売といった6次産業の事例からSDGsと食品産業について考えることができました。
また、ワタミ、デニーズ、松屋、リンガーハット、丸亀製麺など市内の38店舗による協働で、名古屋市に複数の外食店舗による食品リサイクルループが生まれました。製造時の食品廃棄物を共同収集し、これを飼料化した上で養鶏場に販売、そこで採れた卵からマヨネーズを作り、外食産業に戻すものです。これは日本で初めての試みであり、百瀬様がユニー株式会社の環境部長としてのその中心的な役割を果たされた時のお話も伺うことができました。大学進学時に農業や食品の世界を志し、就職された後の百瀬様のキャリアも生徒たちに非常に参考になりました。
以下、生徒の主な感想です。
・SDGsに関しての取り組みを、社会全体で取り組もうとしてるのが興味深かった。
・日本では一日に国民当たり一個のおにぎりを捨てている量の食べ物が捨てられていることが驚きだった。
・自分の強みを活かして何か協力できることはないかと自主的に行っていることが素晴らしいなと思いました。
・女性だからとかで差別されやすい中、自分から物事を進めているというのがかっこいいなと思いました。
・夢はその人が生まれてこなかったら起こらなかった奇跡であるという言葉がすごく印象的でした。
・ふと酪農をしたいと思って選んだ道が将来の大きな鍵になっていたから一つ一つの選択が将来に関わるなと思いました。
・なぜ今の私たちがSDGsに取り組まないといけないのか疑問だったけど今日の話を聞いて50年後の未来の私たちが幸せに暮らすための前準備的な感じだとわかりSDGsにもっと取り組もうと思った。
・自分の強みを将来に繋いでいくという言葉が私にとても響きました。
・自分が他の人より劣る場合、他の面で役に立てることを探して、自分にはもう無理だって決めつけることがないようにしたいと思いました。
農業高校生として食品や農業、環境を学んでいる生徒達が非常に勇気づけられる内容のお話でした。
百瀬様、堀様、佐藤様、お忙しい中本当にありがとうございました。
本講演会は、共催という形で本校PTAにも御支援御協力を頂きました。
当日は保護者の方々も御参観いただきました。
食や農業、環境に興味関心・意識のある保護者の方が多いのも本校の特色です。
本校は東京都東部地区唯一の農業系高校です。
食、農業や環境に興味関心のある中学生のご入学をお待ちしています。
高校生活は農産高校でオンリーワンの学びをしませんか?
まずはオープンキャンパスや学校説明会におこしください。
※本講演会は、専門高校における民間OB等活用事業として実施いたしました。