横浜市の川合楽彩農園を訪問しました!
2025/09/28
9月27日(土)
秋の気配が漂うこの日、園芸部の生徒4名が横浜市神奈川区羽沢にある川合楽彩農園を訪れました。
羽沢地区は「横浜キャベツ」の主要な産地として知られています。
特に菅田町・羽沢町では、春と秋にキャベツの収穫が盛んで、
広大な丘陵地に緑のキャベツ畑が広がる風景は、まるで絵画のような美しさです。
同地区にある川合楽彩農園は、少量多品目の露地野菜を栽培する農園で、
地元の直売所や青果業者に野菜を出荷しています。
畑に入る前に、病気や雑草を持ち込まないよう靴にビニール袋をまく生徒たち。
運営者の川合泉さんは、園芸部の指導で本校にも定期的にお越しいただいています。
農業関連企業での勤務経験を経て、2022年末に就農された新規女性農業者です。
笑顔でやさしく丁寧に説明して下さり、意見交換も盛り上がります。
畑に広がるナスの紫、オクラの緑が、まるで季節の移ろいを語りかけてくるよう。
土の匂い、風の音、葉の揺れ——都会の喧騒を離れ、自然の鼓動に耳を澄ませる時間。
「これが、命の色なんだ」
そんな言葉が、誰かの心にふと浮かんだかもしれません。
畑の中で見た野菜たちは、ただの食材ではなく、農家の方が育てた“想い”そのもの。
手に取ったナスの重み、オクラの産毛に、命のぬくもりを感じたひととき。
見学を終えた帰り道、少しだけ世界が優しく見えたのは、きっと気のせいじゃない。
そんな一日になりました。