滝野川ゴボウの聖地巡礼
2025/04/28
令和7年4月27日(日)園芸部の代表7名が、
北区滝野川にある、瀧野川八幡神社を訪れました。
野菜好きな農産生による推し活、聖地巡礼です。
なぜ神社が野菜の聖地なのか?
瀧野川八幡神社の御由緒によると
「社務所は終戦直前まで、旧中山道に面した滝野川三軒家の種子問屋が中心となっていた
東京種子同業組合の会合場所として利用されていました。
組合ではこの会合で滝野川ごぼうや人参、練馬大根の種子の価格を決めていました。」
とあり、社務所の中には、渋沢栄一翁の掛け軸もありました。
人気アニメの登場人物のゆかりの場所でもあるらしく
明治・大正期の浪漫を感じることができる大変厳かな場所です。
今回御案内してくださるのは宮司の藤井様。
まずは採取用に栽培しているプランターを御説明いただきました。
滝野川ゴボウ
滝野川ニンジン
滝野川カブ
続いて、今年の栽培の様子を見学。
例年、塩ビパイプを使って栽培しているそうです。
発芽率は良く、順次間引いていく、ということ。
なぜ塩ビパイプを使うのか、コストはどのくらいかかるのか、
など質疑や意見交換も盛り上がります。楽しい推し活です。
連作障害を考えたり、日ごろの学習が活きてきますね。
実際に間引きもさせていただきました。
1年生も恐る恐る挑戦。
みんなうまく抜けました。野菜好きにはたまらない時間。
江戸東京野菜・滝野川ゴボウ「間引き記念」!!
そのあとは種子を分けていただきました。
害虫防除について工夫されていることを聞きました。
参拝方法も学べて、社会性も身に付く校外学習になりました。
最後はミーティング。今後の活動への意気込みが感じられました。
本校園芸部の江戸東京野菜の研究、大いに期待しています!
農業の専門高校ならではの学びを通じて、たくさんの知識と技術を身に付け
自分たちが取り組んでいることに自信を持ってほしいと思います。
※イラストはイメージです。
本校は東京都東部地区唯一の農業系高校です。 食や農、環境、生きものに興味がある生徒、
その知識と技術を活かして 商品開発や地域貢献、六次産業化、国際交流に挑戦したい生徒の入学をお待ちしています。