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東京都立武蔵高等学校・附属中学校

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2024/12/04 お知らせ

第68回日本学生科学賞の東京都大会表彰式が行われました

 10月26日(土)に読売新聞本社にて第68回日本学生科学賞の東京都大会表彰式が行われました。

 1957年にスタートした日本学生科学賞は、中学生、高校生を対象にした歴史と伝統のある日本最高峰の科学コンクールです。毎年9~10月、身の回りの小さな疑問や不思議の解明、教科書に書かれている学説に対する疑問の解決などについて、 個人、もしくは生徒が共同で取り組んだ実験・研究・調査作品を募集しています。

 本校では、中学3年生が授業や夏休みの課題として主体的に研究を行い、多数出品しています。

 令和6年度の本校の入賞者は以下の通りです。

 

優秀賞 中学3年 本間夏実  「服から紙をつくる」

(布から紙を作ることができるのか、紙すきを用いて実験を行った。綿や麻をはじめとする8種類の素材で紙をつくった。作りやすさ、耐久性、書きやすさを調べる実験を行った結果、麻が紙の素材として最も適していた。)

 

優秀賞 中学3年 横山草介  「変形菌の記憶能力について」

(変形菌は時間を記憶する能力があることが先行研究で分かっている。環境を記憶する能力はあるのか、記憶させる工程と、実践させる工程に分けて実験した。)

 

奨励賞 中学3年 佐藤碧也  「落とした水の跳ね方に関する研究」

(一定量の水を水平面に異なる高さで落とし、撥ねた水滴の高さはどのように変化するか実験した。)

 

努力賞 中学3年 岡野礼彩  「服のシミを落とすには」

(白い1枚のTシャツの上に3種類の汚れをスポイトを用いて垂らし、5種類の洗浄物を2種類の方法でこすった。どの組み合わせが一番汚れが落ちるかに着目し比較をした。中性である洗濯用洗剤と食器用洗剤が一番落ちやすい洗浄物だとわかった。)

 

努力賞 中学3年 松井南菜子 「豆苗の成長に利用される光」

(豆苗が光源の方向に伸びることに興味をもち研究をした。成長に必要な光を感知することが要因になっていると予想し、太陽光や三原色のそれぞれの光の当て方を変えて傾向を調べた。実験の結果、青色光が最も感知され、成長した。青色光は、光エネルギーが高く利用効率が高いからだと考察した。)

 

努力賞 中学3年 春日井美緒 「膜ができる条件とは」

(ラムスデン効果を用いて膜ができる条件を調べた。豆や種子を潰して作った液体を火にかけ、膜ができる条件を探した。作られた液体が20%の脂質を含んでいる場合に膜をつくることができ、タンパク質の割合は膜の生成に大きな影響を及ぼさないという結果を得た。)

 

努力賞 中学3年 松岡朱莉  「風力発電ブレード比較実験」

(風力発電で使われるブレードがどのような形であれば効率的に回るのか実験した。ペットボトルを様々な形に変形し、ブレードにみたて、自作した装置に取り付けた。そこに風を送り、テスターによって回転力を数値化し、比較した。)

 

努力賞 中学3年 岸田栞歩  「野菜の冷凍保存」

(様々な野菜の冷凍前、解凍後、加熱後の水分量を比較することで、冷凍した野菜をおいしく食べる方法を調べた。その結果、塩もみで冷凍前に水分を抜くと良いこと、食物繊維は温度の影響を受けやすいことが考えられた。)

 

努力賞 中学3年 谷口蒼依  「美白を保つにはどうすればいいのか」

(肌が日焼けする仕組みと似た仕組みをもっているマッシュルームを使って美白効果のある物質は何かを調べた。ビタミンCが含まれているレモン汁とエラグ酸が含まれるベリーに美白効果があることがわかった。しかし、すでに焼けた肌を白く戻す効果は確認できなかった。普段からビタミンが含まれた果物や野菜を食べることで日焼けを防ぐことが大切だという示唆を得た。)

 

 入賞者のみなさん、おめでとうございます。

 

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