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2025/12/24 イベント
DX行事「デジタル・シティズンシップ教育」を開催しました!(令和7年12月24日開催)
本校は、令和6年度から、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」の採択を受けています。
令和7年度は、各学期で一つのテーマを設け、教員研修・生徒向け講話を行っております。
第1学期は、「生成AI活用」をテーマとしました。
参考)第1学期「DX行事」(教員研修・生徒向け講演及び演習授業)を行いました。(令和7年7月29日掲載)
https://www.metro.ed.jp/minamikatsushika-h/news/2025/07/newsentry_106.html
第2学期は「デジタル・シティズンシップ教育」をテーマに研修・講演を行っていただきました。
講師は、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主幹研究員・准教授の 豊福 晋平 先生です。
令和7年12月24日(水)に、体育館での生徒向けの講演、そして各HR教室でのリモート演習が行われました。

「デジタル・シティズンシップ」という言葉を聞きなれない生徒や教員が多い中で、豊福先生からは「デジタル技術の利用を通じて、社会に積極的に関与し参加する能力のこと」という定義が示されました。
私たちが日常的に使っているスマートフォンやタブレットを、改めてどのように使っているかを見返して、受け身な使い方、受け身なとらえ方をいつの間にかしている私たちに、改めてSNSの利用や動画の視聴のしかたを考えさせられる問いを豊福先生から投げかけていただきました。

例えば日常のSNSの「フォロワー」との関係、過去のインターネットでの様々な「炎上」を例にしながら、生徒がそれらについてどう感じるか、どう考えるかを実際に生徒が全校生徒の前で答える場面もありました。

全体会終了後は、各教室での演習授業が行われました。豊福先生から各教室に動画が流され、「個人データの収集」「デジタルの足跡」「人々の関心をネットで集めるための仕組み(アテンションエコノミー)」について学ぶことができました。
クラスでの演習の中で、インターネットで気を付けるべき様々なポイントを、クラスメイトと一緒に学ぶことができました。


演習終了後には、本校校長からリモートで全校への講話が行われました。
改めて「DXハイスクール事業」に本校が取り組む意義、そして今日豊福先生から学んだ内容を実践してほしいという生徒への願いが語られました。

DXハイスクール事業採択2年目の今年は、「人を育てる」ことを目的に、本校の事業を進めています。
その一つとして、またこれからの時代を生きる上で、「デジタル・シティズンシップ」の考え方は、まさに今の本校の生徒に求められるものだったと考えています。
生徒の感想では、「これまで何となく不安に思いながら使っていたスマートフォンのことに、初めて向き合えた:という声も見られました。
引き続き、本校の「DXハイスクール事業」は続いていきます。
東京都立南葛飾高等学校「なんかつ」の「DX事業」に、引き続きご理解とご協力をたまわりますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。