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スポーツ実践の授業を選択する生徒の多くは、
体育系大学やスポーツ専門学校、教育関係、幼稚園教諭・保育などを目指しており、
体を動かすことを通して実践的な学びを深めています。


この日の授業は、美原高校から徒歩3分のフィールドアスレチックで行われました。

約40種類のアトラクションを順番に挑戦し、それぞれをクリアして高得点を目指すコースです。

丸太を越え、ロープを渡り、池の上でバランスを取りながら進む中で、普段使わない筋肉やインナーマッスルが刺激され、
思わぬところが筋肉痛になる生徒もいました。


揺れるロープでの力の発揮や四肢の使い方など、実際に体を動かすことで気づく課題も多く、
まさに“学びながら体感する授業”です。


途中、遊びに来ていた親子との交流もあり、
ちびっこから「がんばれ!」と声をかけられたり、
「そこはこうやるんだよ」とアドバイスをもらう場面も見られました。

安全に協力し合う姿勢や仲間を支える態度も印象的でした。
生徒自身が企画・運営し、反省や改善点を見つけながら進めていくのもスポーツ実践の特色です。
不整地での活動や自然の中での運動を通して、四季の移り変わりを全身で感じることも
この授業の魅力のひとつで、セミの抜け殻を見つけたり、数種類のどんぐりを拾ったりしながら
季節の変化を実感する生徒の姿も見られました。
自然の中で体を動かし、感じ、考えることは、生涯にわたる健康づくりへの大切な学びとなっています。

次回はデフリンピック会場を訪れ、日本代表のビーチバレーボール競技を応援しながら、
スポーツの力と多様なかたちの挑戦について学ぶ予定です。
